対馬のちょうど中央部分に
「和多津美神社」は位置しています。
厳島神社のように
海の中に鳥居が立っています。
ここでは海の中に二本の鳥居
ここから神社に向かいます
振り返ると、
一直線上に鳥居が並んでいます
この鳥居を入れると
四つに鳥居をくぐり本殿に向かうという
形です。
途中にはこういう三本足の鳥居も
見うけられます。
京都の蚕ノ社も
こういう三本足の鳥居が見受けられます
やはり何か、
神様がいらっしゃった岩座というか
御蔵なのでしょう。
本殿は海の潮風にさらされて
湿気も多いようで
やはり傷みも激しいようです。
ご神体は「山幸彦」
彦火火出見尊
(ひこほほでみのみこと)
ということです。
この神様が仏教では不動明王
ということのようです。
何かしら不思議なご縁を感じます。
その近く、
5分ほど山に向かって上がると
烏帽子岳があります。
対馬の山々を見わたせる場所
深く入り込んだ入り江
山々はこんもりした
山肌をみせています。
本当に平地が少ないようです。
山からいきなり
海が広がっています。
暮らすには厳しい条件でしょう
しかし、
韓国との貿易で栄えたようです
日本よりも韓国に近い場所、
そこには当然、
外交努力というか
国際感覚を要求されるでしょう。
日本と韓国の間に入って
苦労もあったし、
2万石ながら10万石以上の
地位を保ったという努力
それが対馬藩を支えていたようです
そこから海に下りてくると
珍しい建物、「藻小屋」があります
海藻を蓄えたところです
こういう対馬藩独特の石積みを
見ることができます。
大きな石を中心にその周りを
小さな石を積んでいくという
風雨にさらされないように
こういう石積みをしたのです
海岸に出て見ると
海は美しいながら
漂着物が多いようです
色々の国の漂着物が
色々の国の文化のなりの果てを
見るような感じです。
またその所に不思議な石積み
山の上では良く見かけますが
海で見るのは珍しい気がします。
「ヤクモ塔」と呼ばれています
やはり海の安全を祈ったものでしょう
対馬という土地条件
複雑な外交もあったようで
その間合いと空気を読まなかったら
絶対に対馬藩を維持できなかった
ようです。
時間の許す限り
対馬の空気に触れ
色々と感じとりたいものです。
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