本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

忘れ物自慢 ??

2010-02-25 23:29:34 | 住職の活動日記
 最近とみに忘れることが多くなってきたようです。

お参りに行くと、やはり同世代の方とか少し上の方より

しきりに、この話題でもちきりになります。


 同窓会でお酒も入り、盛り上がってきたところで、

一人の方が 「 めがねがない !! 」 と騒ぎ出したのです。

来た時には、はめていたのだから、この店から他に無くなるわけがない、

ということで、店中探し回ったそうです。

 とうとう見つからず、この場は諦めて帰って、また酔いが醒めてから



 そうしたら、次の日に店から電話があり、

「 洗面所においてありました。」 ということで、

一件落着 !


 人事ではありません。

私も、先に書きましたように、京都に言った際、カメラやかばんを忘れるという

大失態をやってしまいました。


 今、若い方には発破を掛けています。

今のうちに 「 勉強してください 」 


若いときに真剣に勉強した。という記憶だけが残っていきます。

年とともに現在がなくなっていくのです。

 お参りに行くと、若かりし頃の話を生き生きと話されます。

「 そんな昔の話を … ? 」 

と思っていたのですが、ふと気がつくと、私自身もそうなってきているのです。


 しかし、まだまだ  …   そんな話ができるうちは

あるご家庭で、奥さんがお風呂に入っていると、

 「 あなたはどなたですか ?

     お風呂から上がったら私のうちから出て行ってください。」

と、ご主人から言われたそうです。


 このことも人事ではありません  

私にとりましてはお手本の 「 虎頭先生 」 「 三浦先生 」 という師匠方が

立派に自分の足で立っておられます。

 三浦先生は今年で96歳、その老いた姿をひっさげて凛として生きておられます。

見事なものです。

 そうありたいと願いつつも、

先生のような意志の強さもないだろう、

そして、その身は昔のようには動かない、そのじれったさ

そのことに耐えながらも、精一杯の限り生きておられます。

 頑張らなければと思いつつも、

聞法会、聞けども聞けども、次から次に忘れ去っていきます。  


 今日は情けない話になってしまいました。

   なんか愚痴になってしまったようです。  すいません 

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