本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

バケツ田んぼ

2010-09-11 22:55:51 | 住職の活動日記
 先日の巡礼の時、車からの風景はとても美しい、青々とした田んぼが

目にまぶしいほどでした。


 この秋は 照るか荒れるか わからねど 

         今日のつとめに 田草とるなり


 という歌を思い出しながら、眺めていました。




       




よく見ると、稲穂の中に形の違った草が伸びているのが見えます。

ある田んぼでは、腰をかがめながら、その草を一本一本抜いておられました。

この暑い時に、田んぼの中はさぞや、熱気でむんむんしていることでしょう。

 こういうご苦労があればこそ、美味しいご飯がいただけるのだ !


不思議なもので、そういうことが気になると、 …

今日お邪魔したお宅では 『 小さな田んぼ 』 が稲穂をつけて

青々と実っていました。

 


     




毎月、お邪魔していたのに全く気がついていなかったのです。

5月25日頃に田植えをされたそうです。

稲穂が育つところ見たことがない私には、その育っている様子が

ただの草花にしか見えていなかったのです。


 「 今、 《 バケツ田んぼ 》 、といって教材とかに使われて、

   ちょっとしたブームなのですよ ! 」


と教えていただきました。




      



 ここのお宅でも、石臼や火鉢に植えてありました。


 「 収穫しても1合は穫れるでしょうか ?  干して、

   その後、脱穀して、籾摺りして、精米して、…

   量が少ないので、機械に頼れず、どうにかしてみます。」


 子どもたちにも、この 『 お米 』 が育っていく様子を見て、

水やりとかの世話をしていくということは、とても大切なことです。

夕方、すり切りに入れていた水は一日で吸い上げてしまうそうです。


 それから貴重なお話も、

  途中、7月頃に、一端水やりを止めるそうです。

  土にひび割れがはいるくらいに、

  そうすると、しっかりと根がはっていくということです。


我が家の 「 あじさい 」 も、毎日水を遣ってると、ちょっと留守にした時には

葉っぱがへな~となってしまいます。

あまり甘やかしてもいけないのですね。

人間でも同じことでしょう。


 納得   です。

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