本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

寺田屋から桃山御陵へ

2021-04-04 20:17:17 | 住職の活動日記

伏見の地は秀吉時代の主都で

銀座発祥の地もあり

明治のころは時代を動かした

人々が活躍した地でもあります

 

 

中でも「寺田屋」は

坂本龍馬が襲撃された定宿です

 

 

柱にはえぐられた刀傷があり

皆さん触っていかれるからでしょう

ちょうどいい肌触りです

 

 

寺田屋の横には宇治川派流があり

龍馬が襲撃に遇い

材木屋に隠れそのあと

薩摩薩摩藩が向かわせた船で

この川を下り薩摩屋敷に

連れていかれ九死に一生を得た

というような流れです

 

 

捕り方たちは階段を駆け上がり

その時、お風呂に入っていたお龍さんが

裸のままで知らせ

 

 

裏木戸から逃がしたという

そういう様子が浮かんでくる

ような雰囲気を残しています

 

 

人相書の手配書などもあり

今でも旅館として営業されている

しかし、

今はコロナということもあり

中止しているとのことです

 

 

ちょうど今は椿が満開

そして、一歩出ると

派流の川沿いは

 

 

桃の花も満開です

桃山プロジェクトというのがって

千本の桃を植えようという

そういう企画で

 

 

あたりには沢山の桃の木が

植えられています

川沿いの遊歩道には沢山の桜

 

 

ちょっと遅かったせいか

川面にはピンクの桜の花びら

散り始めてはいますが

まだ満開の様子が伺い知れます

 

 

ここから、薩摩へ旅立った

竜馬とお龍さんの像があります

この付近のしだれ桜

 

 

まだ美しさを讃えています

 

 

いまにも散りそうな桜もあり

まだ蕾もあるという

何とも美しい佇まいを残して

いるようです

 

そこから一路

桃山御陵へ向かいます

息を切らし、

途中、休み休みしながら

石段を踏みしめるように上がり

やっと

 

 

明治天皇陵へ参拝できました

いつも静かな空間で

ここにいるだけで気持ちも

洗われるようです

 

 

その下の道を下っていくと

尚憲皇太后の御陵があり

ここには美しいしだれがあります

ここに来たら

いつも気になっている木

 

 

樫木でしょう

ほぼ空洞になていて

両側の皮だけで生きています

しかしこれだけ茂っている

ということは

この皮だけで命を繋いでいる

ということです

 

 

下りていくとシャガの群生が

自然に増え続けているようです

 

 

木陰で小さな美しい花を咲かせ

その姿も好きです

誇らずにひっそりと咲く姿が

いいですね

 

思い立って出かけたのですが

この近くにも

こんなに歴史が詰まった場所が

あるということはなんとも

幸せなことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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