本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

春の花籠

2018-03-07 20:04:20 | フラワー

四月上旬の天候かと思えば

また、急に一月ごろの天気に戻って

寒暖の差の激しい日々が続きます。

私たちには堪えるのですが

草花にとっては

冬の眠りを覚ますための

大切は春の呼びかけかも知れません。

 

 

花籠に盛られた

春がいっぱい詰まったような花が

活けられました

 

 

短く切ってあえて花だけをあしらう

こういう姿はよく仏画というか

曼荼羅の中にも見ることができます

 

もともとインドでは

花の所だけを糸でつないだ

レイのような花の環

華鬘(けまん)という仏前に供える形

それから、

花の部分だけを盤に盛って

それをまくという散華というように

花を使ったものです

枝のまま花瓶に入れるというのは

後世になってからのようです。

 

 

 

こういう形が本来仏さまに

お供えした形かも知れませんね?

 

花瓶も普通には(かびん)と読み

使い方使う場所によっては

(けびょう)と読み、

また形が少し違えば(かひん)

とも読みます。

いずれにせよ、

花は仏様と切っても切れない

存在なのです。

 

春の息吹を感じながら

活けられた花を楽しんでいます。

 

もうすぐ春ですね 

と、歌を思い出しつつ

華やかな春はそこまで来ています。

 

 

 

 

 

コメント
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