本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

いま、いのちが春を生きている!

2018-03-05 22:02:10 | 住職の活動日記

東本願寺の前の大きな看板

「いま、

  いのちがあなたを生きている」

と掲げてあります。

いのちといっても、

生命とも書くし、命とも書きます

あえて、「いのち」と

生命となると、生まれて死ぬ

という有限な意味を持っている

そこで、「いのち」ひらがなで

書いているということです。

 

春は寒暖の差が激しく

春のいのちを目覚めさせている

ように感じます。

本蔵院の梅も

 

 

ほころんでいます

しかしよく見ると

 

 

木の本体はすっかり弱り

幹の髄の大半は腐り

 

 

皮だけのような無残な姿

でもそこから延びる枝は

 

 

かろうじて花芽をつけて

開花しています

 

「桜木を手折りてみれど

  花はなし

 春こそ花のいのちなりけれ」

 

という歌のように

いたるところで

いのちが芽吹いています

 

 

コデマリも新芽が出て来ています

 

 

こちらではアジサイが

かぶっていた皮を破って

初々しい芽が出始めています

 

 

こちらのアジサイはもう

しっかりした若葉です

 

 

これもアジサイの新芽です

まばゆいばかりに輝いています

 

帰ってくると

 

 

我が家のピンカミノールが

一輪咲いています

 

 

そしていたるところに

新芽が顔を出し始めています。

 

今、インスタグラムとかで

面白い写真が賑わっていますが

しかし、

岩合光昭さんの話で

日々のいとなみにこそ真実がある

最初の頃は

これ、というシャッターチャンスを

狙っていたそうです

ライオンが獲物をつかめる瞬間

ところが、

動物たちの生きるために動く

ありのままの姿に感動され

猫の写真を撮り始めた

じっと見つめている

そして相手を認めてあげる

違いを認めてあげる

そうすると猫たちの自然な姿が

見えてくるということです

そうやっていくうちに

今まで体に蓄積していたものが

噴き出してきた

ということです。

 

自然の一つ一つの動き

本当はそこに真実があるのでしょう

奇をてらった写真ではなく

こうやって見つめていると

何気ない自然の動きに

感動するのですが、

なかなか

写真にとってみるとうまくいかない

ということを実感します

 

毎日のあたりまえの自然の中に

真実を見つけ出すという、

これも楽しみの一つです。

なかなか思ったように

表現できませんが … !?

 

 

 

 

 

 

コメント
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