本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今宮神社「やすらい祭り」

2016-04-10 21:34:07 | 住職の活動日記

4月の第二日曜日に

 

 

玉の輿神社として有名な

今宮神社で開かれます。

 

 

御本殿にお参りして、

少し時間もあるので、

 

 

門前の「あぶり餅」を

 

 

「いち和」さんのおかみさん

一つ一つ手仕事で焼いていかれます

炭火で胸とか顔のあたりは

真っ赤になられているよう、

 

 

朱傘の下で

 

 

「あぶり餅」を頂く、

シンプルながら香ばしい味が

病み付きになりそう

 

 

表に回ると、立派な楼門です。

 

 

鳥居は参道を長い距離あるいて

今宮通りに面しています。

 

この「やすらい祭り」は

京都の三大奇祭として

重要無形民俗文化財にも指定されています。

鞍馬の火祭、広隆寺の牛祭り、が

あるようです。

 

氏子さんの家々をお祓いして

2時半から3時ごろに

今宮神社に到着

 

大きな朱の傘に赤い幕のような

ものが周りにあります。

 

 

玉串、御幣と続き、

 

 

そのあとに「鬼さん」たちが続きます。

 

 

御幣をお供えして、

神主さんの祝詞があがり

 

 

それから、笛太鼓に合わせて

鬼さんたちの舞が奉納されます。

 

 

可愛い小鬼さんもいます。

 

 

笛の囃子方たち

結構可愛いというか

小中学生の方たちのようです。

 

一つの一団が終わるとまた次の

 

 

奉納にやっています。

歌もリズムも少し違うようです。

 

 

町内によって違うのでしょう

人数も多少の違いがあるようです。

 

 

間近で見ると迫力があります。

 

 

鬼さんたちに続いて

笛の囃子方が続きます。

鬼さんたちは

 

 

鉦の鉦鼓と

 

 

太鼓です。

太鼓を叩き鉦を鳴らしながら

舞を舞うのです。

 

各家々を回り「厄を祓う」

というか納め取っていくのでしょう。

 

 

この花傘の下に入ると

厄を取ってもらうということで

順番に参拝の人も入っておられます。

ということで私も入って

 

 

厄をからめ取っていただきました。

言い伝えでは、

「花笠に入ると一年間

健やかに過ごせる」

ということです。

 

 

奉納が終わると、境内を出て

 

 

さっきのあぶり餅のお店の前で

お祓いの舞の奉納です。

 

 

結構、激しくもありまたおとなしく

「やすらい花や」の掛け声が

なんとも不思議なリズムを生み

耳の底に残りそうなお囃子です。

 

 

子鬼さんも一生懸命踊っておられます。

 

 

これで今宮神社での行事は

終わるようです。

 

やはり、起源は悪霊退散ということが

この祭りの起こりで

平安時代後期にまでさかのぼるようです。

 

この今宮神社の前は船岡山で

都の北の守護「玄武」を

お祀りするところです。

厄病や災いから人々をいかに守るか

これが都を治める

大きな課題だったのです。

 

まあ、面白いお祭りを拝見しました。

     ですよ!

 

 

 

          

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする