本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

淀城址 パート2

2013-12-19 21:49:33 | 住職の活動日記

 アヤちゃんの病院へ行ったことから、

近くの 「 淀城 」 を訪ね、

そこから、いろいろな興味もわきだし、

「 唐人雁木 」 ( とうじんがんぎ ) の石碑のことから

「 朝鮮通信使 」 のことまで話が広がってきました。

 

 以前から、どこかで聞き覚えた

「 朝鮮通信使 」 

この 「 通信使 」 という言葉が気になっていたのです。

「 通信 」 なんでこんな言葉を使ったのだろう ??

今では 「 通信 」 とは

電話、携帯、ネット、ライン  などなど

便利なものがあります。

 ところが、この 「 通信使 」 の 「 通信 」 とは

『 信 ( よしみ ) を 通 ( かよ ) わす 』

ということのようです。

 この言葉を知り、

先人たちの言葉の使い方に

深い心を感じます。

 ただ、連絡を取り合うという 「 通信 」 ではなく、

『 よしみを通わす 』

というところに、

真の人と人とのつながりがあるように思います。

 

 『 朝鮮通信使 』 については

いま、簡単に調べてみても

大変興味深いものがあります。

 淀に上がった 「 朝鮮通信使 」 

鳥羽街道を上がり、堀川五条の 本圀寺 に宿泊

松原通を東に、室町まで行き

室町通りを北に三条まで進み

三条通りを東に折れて、三条大橋から

東海道へ 江戸へ向かう  …

 とあります。

 

歩いてみたいコースです !!

 

 朝鮮通信使は約300年の間に

12回訪れています。

25年に一度の割合、

500人の通信使節団

それを警護する、お世話する人まで入れると

2000人の大行列だったようです。

 

 思いをはせながら歩くのもまた

意味深いものがあるようです。

 

 またもとに戻って 「 淀城 」 には

 

   

 

「 與杼神社 」 ( よどじんじゃ ) 

という、神社があります。

「 淀 」 は 「 與杼 」 とも書くのですね。

 

   

 

「 杼 」 チョ と読みますが

どんぐり、という意味があります。

 

    

 

これが淀城の古地図です。

三つの川に囲まれた 「 淀 」 

交通の要所、経済の要でもあった。

今はその面影も、だんだんなくなり、

その城の横には 「 京阪電車 」 淀駅が

立派な駅舎を構えています。

 

 またまた、興味ある話題が出てきましたので、

後日、 その地に触れた感想を

書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

コメント
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