本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

淀城址

2013-12-18 16:50:00 | 住職の活動日記

 紹介されていった動物病院、

そこは 「 淀 」 というところにありました。

淀の競馬場で有名なところです。

 その病院の前に石垣が、

 

   

 

ナビの地図で見ると、 「 淀城公園 」 とあります。

 病院の待ち時間もあったので

駆け足で、中に入ってみました。

 

   

 

淀城址という手作りの看板が見えます。

 

   その入り口には

 

   

 

水車の模型があるのです。

 調べてみると、 「 淀城水車 」  という

とても大きな水車があったようです。

 

 低い石垣を登っていくと、

 

    

 

まだ、うっすらと紅葉が残っていました。

 

    

 

中には 「 淀城の址 」 という石垣が立っています。

 

 淀城なので、かの 「 淀君 」 がいた城なのかな

と思っていましたが、どうも違うようで、

その淀城は今ではなくなっていて、

この城より500メーター北にあり、

今ではお寺になっているようです。

 

 この石垣の隣には、

 

    

 

「 唐人雁木 」 ( とうじんがんぎ ) の石碑も立っています。

本来はここにはなかったのですが、

石碑だけがこの地に移されたようです。

 

 この 「 淀 」 という場所、

「 桂川 」 「 宇治川 」 「 木津川 」 の三つの川が

交わるところです。

 で、 三つの川が寄り合う所、

寄り処 ( ヨリト ) が語源となって 

「 淀 」 という地名になったようです。

 

 対馬によって、日本にやってきた

『 朝鮮通信使 』 瀬戸内海を通り

大阪から淀川をあがり、この淀城にやって来て

休息したのがこの淀なのです。

 その船着場の上がり口を 「 雁木 」 といいます。

瀬戸内海の船着き場でも見たのですが、

階段状になった船着き場です。

潮の干満に左右されることなく

上がることができた。

その当時としては大変な発明だったのでしょう。

 

  続く

 

 

 

 

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