本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

一路 『 吉野金峯山寺 』 をめざして

2012-05-12 22:15:13 | 住職の活動日記

 奈良ホテルを出発、

 

     

 

 途中、車内より 「 平城京 」 跡を  チラッと   見て

まず 「 西大寺 」  へ、そこから

特急 「 橿原神宮前 」 ( かしはらじんぐう ) 行きに乗り換えて、

 

    

 

新しい電車で  ルンルン

さらに、橿原神宮から乗り換え、吉野へ

 

   

 

ここからは 「 近鉄 」 でも始めてみる電車です。

『 さくら特急 』 といって、車両全体がピンク色です。

吉野の 「 さくら 」 にちなんでのことでしょう。

 でも、  「 寒い ! 」  セーターを持ってきたものの、

やはり、山の上冷え込んでます。

 

そこから、さらに ロープウェイ で山頂へ

 

       

 

日本で一番古いロープウェイのようです。

ふしぶしには老朽化が見えます。  ( ちょっと心配 ?? かな )

 

      

 

途中の鉄塔には 『 昭和3年5月 』 の文字が見て取れます。

鉄骨も見るからに年代を感じさせます。

 ( おもしろいもので、お寺と最先端の乗り物は関係が深いのです。

  お参りに行くということで、その参拝客に不自由がないように

  ということで、ケーブルカーやロープウェイがいち早く作られたのです。)

 

ケーブルカーを降りて、階段を少し上ると 

入り口には、

 

    

 

まず大きな 「 銅製の鳥居 」 にびっくりします。

 

  参道の店店には 『 南無神変大菩薩 』 ( なむじんべんだいぼさつ )

の提灯が上っています。

 

    

 

土曜日ということもあるのでしょうか、

参拝の人並みが絶えません。

 そこを抜けると、目の前に大きな門が飛び込んできます。

 

    

 

ここが 「 金峯山寺仁王門 」 です。

少し階段を上りきったところに、

 

    

 

「 金峯山寺蔵王堂 」  が聳え立っています。

まことに圧巻です。

この山の中にこのすごい建物、 歴史を感じます。

 

 

   

 

蔵王堂、この五色の幕の中に 『 金剛蔵王大権現 』 がおわします。

 

    「 青が荒ぶる 」

 

    

 

 ポスター ですが、 このようなお姿の

それも 人を見下ろすかのように5メーターもあろうか

というような荒ぶる神が3体、

これは、圧巻というより、怖さを感じます。

 ( 今の時代には必要な、そんな感じを受けます。)

 

堂内には小さく障子で仕切られたところで

一人静かにお参りできるようになっています。

 

 

   

 

 

護摩の修行も勤められていました。

 

 なぜこのような仏たちを作られたのでしょうか ?

「 明王像 」 とはまた違った憤怒像です。

昔はほんとうに秘仏で修行を積んだ人でなければ

拝めなかったのではないでしょうか。

 

 吉野というところ、また違った文化のようなものを感じる

空間です。

 

 時間があれば参拝     です。

 

吉野では 「 金峯山寺 」 ( きんぷせんじ ) と読み

熊本では 「 金峯山 」 とかいて ( きんぽうさん ) といいます。

この 「 金峯山 」 山頂にも 「 蔵王権現 」 がお祭りしてあるらしく

また近くの地名にも 「 芳野 」 という名前があります。

調べてみると関係があるのではないでしょうか ???

 

 

 

 

   

 

 

 

コメント
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