先日、「 お寿司 」 をいただきました。
その時の 「 箱 」 が木製でした。木の香りも漂ってきます。
子どもの頃、「 駅弁 」 が何よりも楽しみでした。
普通はにぎりめしを竹の皮に包んでもたされました。
特別なときだけが 「 駅弁 」 です。
木の香りとともに、蓋についたご飯粒から、一粒ずつ丁寧に食べました。
久しぶりの木製の 「 折り箱 」 です。
留めてある釘も竹釘のようです。
意外や意外 !!
『 折り箱 』 とは、本来仏具を収めるために作られたもののようです。
そういえば
東寺にいるとき、『 お三宝 』 は 確か ?
「 伊藤折り箱店 」 だったと思いますが … 定かではありません が
ここは今でこそ 「 折り箱店 」 で、お弁当の折り箱を作っておられましたが
本来は宮中にお供えするときの 「 三宝 」 「 折敷 」
それから勅使の方がお見えになったときの 「 お膳 」 一式 などなど
すべて手がけておられました。
だんだん、需要も減り、
折り箱もプラスチックに変わってくるし、 …
先日の 「 得度式 」 お出ししたお弁当は
京都の 「 美濃吉 」 さんでしたが、やはりプラスチックです。
分解してみると、一枚の細長い板です。
底板に紙の板を入れて、くるりと回すとできあがりです。
そのような中なのですが、私は 「 箱に収める 」 ということにこだわっています。
得度式の時に使った念珠ですが、使い終わったら、
黄色い布に包んで、桐の箱に収めるようにしています。
東寺でも長いこと 「 宝物 」 の係をしていましたが、
国宝・重要文化財となると、入れてある 「 箱 」 が素晴らしいのです。
いいものはほとんど桐箱に入れて、さらに塗りの箱に入れて、と二重に入っています。
その箱の縛り方も難しいのですが、
一番難しかったのは 『 舎利塔 』 を収めた、円形の筒状の入れ物です。
これを一本のひもで、それも三ヶ所の穴に通して留めるというものです。
そのように、 「 折り箱 」 というのは仏具等々を収めたものが
本来の働きのようです よ !
食べたら、バリバリと壊して捨ててしまいます、
たかが 折り箱 ですが
便利で簡単ということは、大事な技術も捨ててしまっているようです。
その時の 「 箱 」 が木製でした。木の香りも漂ってきます。
子どもの頃、「 駅弁 」 が何よりも楽しみでした。
普通はにぎりめしを竹の皮に包んでもたされました。
特別なときだけが 「 駅弁 」 です。
木の香りとともに、蓋についたご飯粒から、一粒ずつ丁寧に食べました。
久しぶりの木製の 「 折り箱 」 です。
留めてある釘も竹釘のようです。
意外や意外 !!
『 折り箱 』 とは、本来仏具を収めるために作られたもののようです。
そういえば
東寺にいるとき、『 お三宝 』 は 確か ?
「 伊藤折り箱店 」 だったと思いますが … 定かではありません が
ここは今でこそ 「 折り箱店 」 で、お弁当の折り箱を作っておられましたが
本来は宮中にお供えするときの 「 三宝 」 「 折敷 」
それから勅使の方がお見えになったときの 「 お膳 」 一式 などなど
すべて手がけておられました。
だんだん、需要も減り、
折り箱もプラスチックに変わってくるし、 …
先日の 「 得度式 」 お出ししたお弁当は
京都の 「 美濃吉 」 さんでしたが、やはりプラスチックです。
分解してみると、一枚の細長い板です。
底板に紙の板を入れて、くるりと回すとできあがりです。
そのような中なのですが、私は 「 箱に収める 」 ということにこだわっています。
得度式の時に使った念珠ですが、使い終わったら、
黄色い布に包んで、桐の箱に収めるようにしています。
東寺でも長いこと 「 宝物 」 の係をしていましたが、
国宝・重要文化財となると、入れてある 「 箱 」 が素晴らしいのです。
いいものはほとんど桐箱に入れて、さらに塗りの箱に入れて、と二重に入っています。
その箱の縛り方も難しいのですが、
一番難しかったのは 『 舎利塔 』 を収めた、円形の筒状の入れ物です。
これを一本のひもで、それも三ヶ所の穴に通して留めるというものです。
そのように、 「 折り箱 」 というのは仏具等々を収めたものが
本来の働きのようです よ !
食べたら、バリバリと壊して捨ててしまいます、
たかが 折り箱 ですが
便利で簡単ということは、大事な技術も捨ててしまっているようです。