先日の 『 お不動さま護摩祈願 』
珍しい方々のお参りでした。
若い方々のカップル、はるばるイギリスからの 『 王円さん 』
始めてみる、本堂での火を焚くというお参り、法螺貝の音、
太鼓の響き、とても新鮮だったようです。
( 王円さん、この呼び方は私だけです。
ご本人は気にっておられたようなのですが、
お二人で相談の結果、却下!!ということになりました。)
初めて聞く声明、崇正の声に、こころを震わせて感動しておられたようです。
なんか、聖歌の響きに似ている、ということです。
「 今まで悩んでいたことが、今日のお話で
なんかスッキリしました。
涙がこぼれて仕方がなかったのです。」
と、若いカップルの方が話が終わってから、
私のところへやってこられました。
問題意識を持っておられたので、何かしらこころに響くことが
あったのでしょう。
「 ひとり 」 「 一人 」
「 一人 」 仏教的には 「 いちにん 」 と呼ぶようです。
ビミョウなニュアンスが違うのです。
「 出家 」 と 「 家出 」
字をひっくり返しただけで、見た目はあまり
違いはありません。
その内容はまったく違ったものになってきます。
師匠の三浦先生からよく言われました。
「 坊さんとは、世間の損得の世界を超えていく、
世の中から捨てられ、見放されたら だめだ! 」
自ら、決然と世の中を捨てていくのです。
「 坊さんにでも !! 」
そんな逃げ場所がお寺ではないのです。
「 ひとり 」 というと 「 孤独 」 「 孤立 」
という意味合いです。
「 一人 」 ( いちにん ) と呼ばれると、
そこには 「 独立 」 、自ら自分の足で立つ、という
それは自分のあること自体に責任を持つという、
主体的な存在意識があるように思います。
人の話を聞く場合にも、大勢の中の 「 ひとり 」 ではなく、
自分のこととして、 「 自分 一人のため 」 という
聞き方でないと、身に入らないと思います。
今日の若いカップル、悩み、という問題意識があったので、
自分のこととして受け止められたのでしょう。
これから、自分のこととして、考えたとき、
とても大きいな問題になってきます。
それは、 『 老い 』 とともに、
「 ひとり 」 という 「 孤独な老人 」 になるのか
「 一人 」 という、皆と共にも居れるし、
邪魔になるのでもなく、一人いても寂しくないような
これからが、 『 老い 』 という厳しい現実があると思います。
『 ひとり 』 『 一人 』 この問題も
大きなキーワードになるのではないでしょうか。
今日の記事、難産でした。
昨夜、立て続けに書いて、このブログを書き終え、アップしたところ
ゾッとする 「 パスワード確認 」 が出てきたのです。
悲しいかな 消えてしまいました。
今日書き出したら、やはり少し別物になってきるのです。
日々進化しているので、それで いいか
珍しい方々のお参りでした。
若い方々のカップル、はるばるイギリスからの 『 王円さん 』
始めてみる、本堂での火を焚くというお参り、法螺貝の音、
太鼓の響き、とても新鮮だったようです。
( 王円さん、この呼び方は私だけです。
ご本人は気にっておられたようなのですが、
お二人で相談の結果、却下!!ということになりました。)
初めて聞く声明、崇正の声に、こころを震わせて感動しておられたようです。
なんか、聖歌の響きに似ている、ということです。
「 今まで悩んでいたことが、今日のお話で
なんかスッキリしました。
涙がこぼれて仕方がなかったのです。」
と、若いカップルの方が話が終わってから、
私のところへやってこられました。
問題意識を持っておられたので、何かしらこころに響くことが
あったのでしょう。
「 ひとり 」 「 一人 」
「 一人 」 仏教的には 「 いちにん 」 と呼ぶようです。
ビミョウなニュアンスが違うのです。
「 出家 」 と 「 家出 」
字をひっくり返しただけで、見た目はあまり
違いはありません。
その内容はまったく違ったものになってきます。
師匠の三浦先生からよく言われました。
「 坊さんとは、世間の損得の世界を超えていく、
世の中から捨てられ、見放されたら だめだ! 」
自ら、決然と世の中を捨てていくのです。
「 坊さんにでも !! 」
そんな逃げ場所がお寺ではないのです。
「 ひとり 」 というと 「 孤独 」 「 孤立 」
という意味合いです。
「 一人 」 ( いちにん ) と呼ばれると、
そこには 「 独立 」 、自ら自分の足で立つ、という
それは自分のあること自体に責任を持つという、
主体的な存在意識があるように思います。
人の話を聞く場合にも、大勢の中の 「 ひとり 」 ではなく、
自分のこととして、 「 自分 一人のため 」 という
聞き方でないと、身に入らないと思います。
今日の若いカップル、悩み、という問題意識があったので、
自分のこととして受け止められたのでしょう。
これから、自分のこととして、考えたとき、
とても大きいな問題になってきます。
それは、 『 老い 』 とともに、
「 ひとり 」 という 「 孤独な老人 」 になるのか
「 一人 」 という、皆と共にも居れるし、
邪魔になるのでもなく、一人いても寂しくないような
これからが、 『 老い 』 という厳しい現実があると思います。
『 ひとり 』 『 一人 』 この問題も
大きなキーワードになるのではないでしょうか。
今日の記事、難産でした。
昨夜、立て続けに書いて、このブログを書き終え、アップしたところ
ゾッとする 「 パスワード確認 」 が出てきたのです。
悲しいかな 消えてしまいました。
今日書き出したら、やはり少し別物になってきるのです。
日々進化しているので、それで いいか