本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

蔵本亮辯 本蔵院 第十八世 葬儀

2008-09-08 23:42:13 | 住職の活動日記
 7時から、親族そろって肉身としての父に最後のお勤めをしました。

静かにお寺を出発し、菩提樹苑を一周して職員に見送られて、一路 「 お山 」

へ向かいました。

 ボタンを押すということも親族には辛いものがありますが、思いっきり涙を出し

て、押すのも何かしら 「 親父有り難う、ご苦労様でした 」 という、踏ん切

りがつくものです。


 つくづく 「 親父は幸せだな~ 」 と思いました。こんなにたくさんの方に

見送られて、旅立つのも本当に有り難いことです。

 お忙しい中こんなにもたくさんの方々にお参りいただき、あらためて感謝の念で

一杯になりました。


 本山からもお見えいただき導師を勤めていただき、何よりも嬉しかったことは、

三浦先生からご弔辞を頂き、ご子息の三浦文良さんに代読していただいたことです

先生には私たち家族にとりまして、節目節目には必ず心のこもったお言葉を頂いて

おります。 ( 後日全文をご紹介いたします )

 ヒライの会長様にもお言葉を頂きました。三浦先生のお言葉の後に続くような、

立派なお言葉を頂戴いたしました。


 ほんとうに、つつがなく式が無事進行したことはひとえにお参りいただいた皆様

のお陰と感謝いたしております。


 一番悪かったのは私のお礼の言葉です。お礼の言葉をあれこれと思いつつ、その

場に立ってしまうと、何かしら感無量になり、十分な御礼が述べられなかったこと

です。

 この場をかりて、厚く御礼申し上げます。

回りの方々のお陰ばかりです。お経を読んでいただいた僧侶の方々、弔辞を頂いた

方々、一番にはお参りしていただいた方々です。そして影からご協力頂いた方々、

数えればきりがありません。

 私たちの力なさを思い知らされました。

 ただただ、感謝 のみです。


 すばらしい葬儀を勤めることが出来ましたこと、心より御礼申し上げます。


 


 

 お寺では 『 忌中 』 というかわりに 『 山門不幸 』 という立て札を

立てます。
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