本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

バスと金剛杖

2007-06-10 00:13:23 | 住職の活動日記
 皆さんドライブインで休憩中です。

私たちを安全に運んでくれるバスと『 金剛杖 』並んで私達の帰りを待っていま

す。お参りのときは、自分の金剛杖を持ってお寺まで歩きます。


 宿に着くと、玄関には水の入った桶とタオルが準備されています。

まず、金剛杖を洗い、綺麗にタオルで拭いて、それから私たちが上がります。


 昔は、『 死 』を覚悟して、お遍路さんに出たのでしょう。もし、行き倒れに

なったら、この『 金剛杖 』が墓標となったのです。

だから、この杖は普通の杖とは違うのです。

この杖の上の部分金襴のカバーがかぶさっているとろは、梵字が書いてあり

五輪塔婆と同じ切込みがはいっています。


 もひとつ約束事があって、橋の上では、杖をついてはいけないことになっていま

す。これは弘法大師が橋の下で野宿された故事により、弘法大師がいらっしゃる、

かもしれない、ということで杖をつかないということになっています。


 先達の方からいろいろ教えてもらうのです。ほかにもあるようです。

思い出したらまた書きます。 おもしろいですね。


 しばらくは、お遍路さんの話が続きますが、ご勘弁を!

 読んで下さい
コメント
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