私が長年所属している会で、府中駅前のグリーンプラザ3階にある「サングリアMUGI」で食事会をしました。
この店の利用は2回目。初めて訪れた時、美味しいコース料理ですっかり気に入った店です。
値段がリーズナブルなのに、お料理にシェフの心意気が感じられます。
ここでもう40年も続いている店。
一昔前の洋食店の雰囲気がして、角のテーブルからはけやき通りの並木が一望できます。
夜に利用した2回とも、平日だったせいか客は私たちと他1組といった静けさで、駅前の喧騒がウソのようでした。
パーティやケータリングが多く、コース料理からビュッフェスタイルまでフレンチ、イタリアン、和食に至るまでオールマイティーだとか。
オーナーシェフは1万8千人の顧客名簿を作っていらして、リクエストに応じて何でもできるそうです。
劇団「民芸」の俳優さんたちが贔屓にしていて、店内には民芸の公演案内や新聞が置いてありました。
朗読会や音楽会、ワインを楽しむ会も開かれ、その国のワインに合ったお料理を提供できるとか。
こんないい店なのに、来年3月で閉店するのです。悲しいことに・・・
というのも駅ビルのグリーンプラザが老朽化のため取り壊されるからです。
「このお店はどうなるの?」心配で聞いたら、オーナーの自宅が大國魂神社の近くのためそこで再開されると聞き、一安心。
今回も私たち5人のために、一人4000円で写真のようなコース料理を作ってくださいました。

一番奥のテーブルで、落ち着きます。

写真家でもあった奥様が、ヨーロッパの街で撮った写真が店内あちこちに飾ってあります。
共にベルリンに4年間留学したこともある奥様は3年前に亡くなられたそうです。

前菜はマグロのカルパッチョ風? 食欲がでる程よい酸味で美味しい。

あっさり味のクレソンの冷製スープ

魚料理はホタテと真鯛のナントカ? 付け合せの何も味付けしていないカブがおしゃれでした。

ボリュームたっぷりのサラダ。数種類の野菜が新鮮で美味しいこと!

肉料理はひれステーキ。柔らかい肉の下にはナスの薄切りが敷いてありました。もうここでお腹がパンクしそう~

デザートはマンゴーのシャーベットとフルーツ
シェフが心を込めて作っているのが伝わってくるようなお料理の数々、美味しいのでついつい平らげてしまいました。
気軽にコース料理を味わえる、閉店の日まで何度でも行きたい~お店です。
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