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outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

待てば海路の日和あり

2009年07月18日 17時22分26秒 | 日本三百名山に登る旅
人間自分が生きてきたり、してきた事を自慢するようになったら「それまで」と言われていますが

14年間ヨットで世界を巡り「ただの一度も危険な思いはしなかった」とクルーだった美由紀は言ってくれます

18年間ダイビングショップをして・・他のダイビングショップから「無茶苦茶」と言われながら一見無茶苦茶な大深度やボートでなければ行けない様な極めて遠い水面移動をする潜り方を初心者と共にしてきました

この潜り方に勝る潜り方は無い(人間関係?)と今でも思って居ますが・・ただの一度の事故もありませんでした(一度だけタンクが倒れて足の指の爪がとれた人がいる。別行動のメンバーに骨折や減圧症がある)

これは何より皆が僕を信頼してくれていたお陰なんですが

僕と話しをしたり僕を見たりした人は多分「いいかげんなオトコ」と言う烙印を押してくれると思っています。

人間いつも「張り詰めて」生きることはできませんから・・・

僕の場合殆どの時間を極めてリラックスして生きています

でも「ツボ」はかなり意識しています。

人にはそれぞれ精神面と体力面で耐えれる限界があって面倒な事に人によってそれぞれ違うんです。

そしてこれまた面倒なことに・・・耐えれる限界に少し近づいたほうが人は感激し愉しめます

これがガイドする上で一番難しいことなんですが・・・

ところが・・何人も何十人も連れて一緒に行くとそれらに満足してもらう事は非常に難しい状態となります

そこで僕は「この人ならこの人の面倒が見れる」と思う組み方(バディシステムと言う)を押し付けてきたんですが・・・皆がそれに従ってくれた事も事故にならなかったし限界に近く愉しめたと思っています。

自慢はそれ位にして・・・

ダイビングの場合は頂上がありませんから天気によって場所を選ぶ事ができます

なにしろ・・あれは水の中をプランクトンの様に浮遊しているだけで愉しめるスポーツです。

ところが・・山は頂上に行かないと「挫折感」を味わうスポーツです

でも・・最近の100名山(二百名山から三百名山、五百名山、千名山まである)制覇ピークハンターの様に兎に角頂上で記念写真を写すのが目的では余りにも山が可哀相です。

山に登ってその頂上から見える周りの景色を見ることでその山の気持ちになれます

周りの山も見てもらって初めて聳えていた意義があるように思います

そんなんで・・・僕が山に登るのは安全確保の為は勿論だけど山を称える意味でも天気が良く視界も良い日を待って登ります

「待てば海路の日和あり」とは良く言ったもので・・・ヨットで航海していた時も待って待って待ち続けた経験がありますが・・・その通り楽な航海が出来る日和は来ました

人生も同じかも知れませんね

「絶対大丈夫」と思っていてもそうでないのが天気ですから最悪を想定はしていますが・・・明日から三日間はお天気マークが輝いていますので白峰三山の縦走に行ってきます

トムラウシ山の遭難事件は詳しいニュースが入って来ましたが・・・

まさか避難小屋を出発の時点からすでに強風が吹き荒れている上に寝ていた間に寒さを訴える人が何人も居たとは・・・思いもしませんでした

参加者の軽装にも責任はありますが・・・









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