世の中には色々な珍味がありますが・・・
僕が生まれた勝浦川上流の立川渓谷の鮎は、一級品と言われる鮎で急流の苔を十分に食べて大きく太っていました
そんなところで獲った鮎を姿寿司にしたり開いて干したりする時に・・・内臓が余ります
普通ならそんな内臓は捨てるのですが・・・これを「うるか味噌」にすると・・・
それを炊き立てのご飯の上に載せたり・・・お酒の肴にしたりで食べるんですが・・・
これぞ珍味と言う味のものが出来上がります
今回獲った鮎は開いて干すことに決めてましたから・・・うるか味噌もしようと決めていました
ただ・・・産卵に降りて来た鮎は少し時期が遅いと内臓に砂が混じってうるか味噌になりません
今回獲った鮎はまだ砂を食べていない鮎と分かってましたから・・・そして沢山の卵をオスをメスも持っていますから・・・
僕が作りたい「うるか味噌」に絶好のチャンス、絶好の鮎でした
フライパンに少しのオリーブオイルを垂らし・・・そこへ鮎の卵を含むすべての内臓を入れて・・・
休むことなくかき混ぜます
十分に熱が通って・・・餅の様な感じになってきたら・・・砂糖と赤味噌を入れてまた休みなくかき混ぜます。
味噌の量は内臓の量の二割迄で砂糖は好みの量で良いと思います。
出来上がると・・・こんな感じです
どんぶりに一杯ありますが・・・そのまま食べても、ご飯に載せても、鮎の塩焼きに添えても・・・野菜に添えても・・・
肉に添えても・・・どのようにしても・・・なんとも言えない美味しい珍味なんです
僕は子供の頃から食べてますから・・・懐かしさも加わりますが・・・美由紀や息子も美味しいと言います。
我が家に来れば・・・味見できますので・・・寄ってください。
話は変わって・・・朝から昨日獲った鮎を開いてこの様に干しました
その後うるか味噌を作って・・・鍛冶が峰に行って戻ってきたらお昼でした。
美由紀はプールへ・・・僕は伸びたまま縮まないコロガシの竿を近くの釣具屋さんへ持っていったら・・・
釣具屋さんは板を当ててハンマーで叩きましたが・・・縮みませんでした
それで・・・縮める器械がある竿を買った釣具屋さんへ持っていくと・・・最初にロウを塗ってアルコールランプで温め・・・・小さな器械ですが・・・ゴムを当てて挟んで・・・テコの原理で押し込むと・・・あんなに入らなかったのが・・・ちゃんと収まりました
二か所が伸びたままだったのを・・・両方直して貰って千円でした。
千円なら・・・自分でいろいろするより最初から持っていけば良かったと思ったけど・・・知らなかったから仕方なしです
でも次回からはすぐに持っていこうと思います。
と言うのは・・・自分でしてたら壊す可能性が結構あります。
僕が使ってる「瀬音」と言うコロガシ竿は割引価格でも25000円位するから・・・壊れたら損害が大きいのです
やはりプロに任すべきでしょう。
それから・・・今日の晩酌の肴は・・・予定通り鮎の開き
それと「うるか味噌」
もう一度・・・来週雨が終わってから・・・コロガシ漁に行こうかと考えたりしています