喜多院法興寺

住職のひとりごと

なでしこジャパンの健闘には元気づけられる

2011-07-12 06:39:33 | Weblog
7月11日付 よみうり寸評 読売新聞
 {〈帰る日の知れざる越後の避難所に口ずさむなり相馬流れ山 三条市 矢田園〉――先日の読売歌壇の一首
◆「原発の事故で異郷にその歌を口ずさむ哀切の思い」と選評にある。その歌「相馬流れ山」は7月下旬、福島県南相馬市の「野馬追」の夜に歌われる民謡
◆きょう7・11。東日本大震災発生の3・11から4か月になる。6月30日現在、避難者は全国47都道府県の1146市区町村で9万9236人に上り、うち約2万4000人が依然、学校などの避難所で生活している。厳寒から酷暑へと季節は移った。
◆わが家へいつ帰るとも知れぬ不安な思いは察するに余りある。エアコンもなく、蒸し暑い体育館などの避難所。腐臭、ハエなどに悩まされる所もある。
◆そんな折、女子サッカーW杯、なでしこジャパンの健闘には元気づけられる。3連覇を狙う強豪ドイツを延長戦で破り、初のベスト4進出はあっぱれ。
◆決勝点をあげたFW丸山桂里奈は05~09年の間、東京電力に所属していて、被災地福島にゆかりの深い選手だ。}

 今も避難所で生活されている人が2万4000人もいる。エアコンもなく、裸でいることも出来ず、蒸し暑い体育館でプライバシーのない生活を強いられている。がれきの撤去も遅れ、腐臭、ハエなどに悩まされる所もあるという。そんな中で、女子サッカーW杯、なでしこジャパンはドイツ大会に出場して、準々決勝で3連覇を目指したドイツと対戦した。延長後半の3分日本は途中出場のFW丸山桂里奈選手が右足で決勝ゴールを決め初の準決勝進出を果たした。強豪ドイツを延長戦で破り、初のベスト4進出に元気づけられた。