喜多院法興寺

住職のひとりごと

玄海町の岸本英雄町長、玄海原発の再稼働了承したが撤回

2011-07-09 06:35:10 | Weblog
7月8日付 よみうり寸評
 {「政府のやり方は人を小ばかにしている。九州電力のやらせメールは言語道断」と佐賀県玄海町の岸本英雄町長。不信と憤慨は当然だ。
◆国のエネルギー政策の両輪、政府と電力会社がそろって原発立地の自治体、ひいては広く国民に不信をばらまいてどうする。
◆岸本町長は政府のお墨付きを信じ、玄海原発の再稼働をいったんは了承した。が、撤回に転じたのは無理もない。了承後、唐突にストレステスト(耐性検査)の話。順序が違う。首相は思いつきでものを言い過ぎる。「小ばかにして」と思う。
◆そんなところへ、やらせメール事件だ。九電には了承の際「ヒューマンエラーがないよう強く要請したのに」。やらせはエラー以前の問題。卑しさが情けない。
◆「九電との信頼関係に亀裂が入った」と町長。県民への説明会の公正を疑わせては再稼働賛成派も反発する。原発の安全神話の成立にも不信を生む逆効果の愚行。
◆九電社長の謝罪会見も差し入れられたメモで話が変わるお粗末。最高責任者らしからぬ会見だった。}

 岸本町長は政府の安全宣言信じ、玄海原発の再稼働をいったんは了承したが、撤回に転じたのは無理もない。了承後、首相からを唐突にストレステストの話が出てきた。九州電力の元副社長が「やらせメール」を部下の部長級社員に直接指示していたことが8日、九電の内部調査でわかった。九州電力の対応や政府の場当たり的対応は、国民の信頼を裏切ることに他ならない。