VOUGHT F4U-1
BIRD CAGE CORSAIR
南洋の海賊
1944年1月ラバウル上空にて零戦と空中戦
海兵隊第214戦闘飛行隊”ブラックシープ”
グレゴリー・ボイントン少佐搭乗機
Maj. Gregory Boyington, VMF-214 "Black Sheep"
実機データ
エンジン:P&W・R-2000-8ダブルワスプ2000馬力 最大速度:636km/h
最大航続距離:2570km 武装:12,7mm機銃×6
タミヤ1/72のヴォート F4U-1 バードケージ コルセアが完成しました。
コルセアは、逆ガルタイプの主翼がトレードマークのアメリカ海軍の傑作艦上戦闘機。
群を抜く戦闘能力を持っていましたが、空母着艦時の視界不良が問題とされ、その多くが陸上基地から活動してその名を高めました。
今回選んだマーキングもそんな陸上基地で活動していた「海賊」を選んでいます。
南洋の基地での活動を想像して、機体には海潮による塗装の劣化、強い紫外線による塗装の退色をイメージしてウエザリングをしてみました。
やはり塩梅が難しく、実機の写真を探して作業をしましたが、どうしても不自然な部分が発生してしまいました。
油彩の拭き取り方が少し粗かったか、写真をアップする段階で筆目が荒く多く残っているのに気が付きました。
痛恨のチョンボは、アメリカの星マークのデカールの上下に気が付かず貼り方を失敗。
タミヤにデカールの在庫がないため、急遽もう1つキットを購入して対処しました。
そのデカールもシルバリングがチラホラとあり、どうも最近はずっとデカールを失敗している状態です。
相変わらずそこかしこにアラがありますが、南洋という酷暑で活躍したコルセアをご笑覧くださいませ。
排気ガスの色を間違えてしまいました。
後ほど修正して差し替える予定です。(6月4日追記)
▼修正前
▼修正後です。重ね塗りしたのでだいぶ濃くなってしまいました(反省)
▼修正前
▼修正後
▼修正前
バーントアンバーをオリーブグリーンに間違えてしまったため、修正しました。
まったく情けない間違いです。
いつでもコメントしていただいて構いません。コメントをもらえるだけで嬉しいので遠慮なくどんどん入れてくださいませ。
コルセアは飛行機ですが、おっしゃる通りAFV的に遠慮なくウエザリングをしたので面白かったです。
自分は飛行機はまだ72しか完成させたことがありませんが、72サイズを喜んでいただき嬉しいです。
それにしても素晴らしいコルセア!!
ナナニイとは思えない表現力です、やっぱりAFV出身(って勝手に言ってますがw)の
hajime殿ならではの見事な作例です!
最近はヨンパチが多くナナニイは軽視されがちですがここまで塗装を高めれば到達できるお手本ですね!
自分としてはとても嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!
自分も精進します。
コルセアは、もう最初から南海の基地をイメージしていたので、汚すしかないと思い込んで塗装を進めました。
退色表現は迷いながら進めたので、機体塗装の修正もしています。このあたりは試行錯誤でしたのでやはり塩梅は難しいですね。
艦載機なら私もあまり退色表現はしないで、ウエザリングもさっぱり目になるような気がします。
アメリカ海軍機はドーントレス、アベンジャー、ワイルドキャット、ヘルキャットなどの艦載機の在庫があります。少しずつですが、作っていきたいと思います。
VOUGHT F4U-1 BIRD CAGE CORSAIR、完成おめでとうございます
機体塗装をされ始められた頃から思っていたのですが、本当に退色表現が素晴らしいですね
当時のアメリカ海軍機は色合いも有るのでしょうが
ここ等辺の塩梅が難しくて、つい綺麗っぽい塗装にしてしまうのに(ワタシ)
当初から狙って、その結果をしっかり出されているのはスゴイです。
排気煙の修正もリアルを求めるお気持ちの現れ、見習わなくては(^^;
素敵な作品をありがとうございました。
歴戦の疲労感がリアルと言っていただき、とても嬉しいです。そうですね、過酷な環境と思えばこれくらいでも良かったかもしれません。ホッとしました。
今回、油彩による退色表現の奥の深さを実感しております。辻堂ジップ様のアドバイスで使う筆の太さを今度はもっと考えてみたいと思っています。
>南国の風景をバックに。いいですねえ。確かにぴったりだと思います。イメージをはっきりと浮かべられました。
やりたいけど、ちょっと私のスキルでは無理かなあ。
クラキン様、やってみませんか、なんて。
飛行時の空気の流れと風圧を感じると言っていただき、とても嬉しいです。
酷暑の中での土埃と塩害にさらされたコルセアは、汚し過ぎの傾向にある私には相性が良かったようです。
同じキットがもう一つあるので、こっそりもう一機作るかもしれません。
油彩の代わりにタミヤエナメルが使えます。ただ乾きが速いので拭き取りは早めにした方が良いです。
油彩はローアンバーをターペンタインで薄めてウォッシングするだけでも随分変わるのでおすすめです。
先ず、1/72とは思えない精密感と存在感に圧倒されます。
ムラを意識した塗装、油彩による退色と汚し、チッピングによってラバウルで酷使された歴戦の疲労感がリアルに表現されていますし、とてもカッコイイです。
油彩の拭き取りの粗さも模型映えという事を考えると丁度良いように思えます。
デカールのシルバリング防止は下地のクリア処理が大切ということを私も零戦で改めて痛感しています。
南国の風景をバックに写真取りすると最高でしょうね。
私もコルセア作りたくなってきました。
筆目を気にしてらっしゃいますが、素人目には全然気にならないどころか飛行時の空気の流れと共に風圧まで感じられるようで、想像力を物凄く喚起してくれます。実物を見たくなってしまいます。
私が去年作ったコルセアはおもちゃにしか見えません、もう一度作り直したくなりました。
あと、そろそろ油彩でしょうか(笑)。
コルセアの実物は、汚れが激しい機体が結構ありますね。なんでこんな状態なの?と思うくらい塗装が剥げている感じのものが多いです。
南海で活動したコルセアは私向きでした(笑)。
>細い筆。そうですね、1/35の感覚でやってしまっていました。ミニスケと同じと思えば細目にした方が良かったですね。これで改善できそうです。ありがとうございました。
酷使された状態が伝わってくると言っていただき、ありがとうございます。
経年変化を出すのに油彩はやりやすいと思います。
ただ、その前の基本塗装でもう少し丁寧にシャドウとハイライト処理をしておけば良かったと反省しています。ご存知の通りもう一つ同じキットがあります。マーキングを変えますが、今度はもう少し基本塗装を考えてみようと思っています。
コルセアは多くのタイプがあるようで、ネイビーブルー単色の機体はピカピカのようです。こちらは私にとっては未体験で難しそうです。
飛行機のウエザリングはいつも迷いながら作業していますが、今回は南洋での活動ということで思う存分することができました(やってしまいました)。
デカールは痛恨の極みでした。全然気がつかないで1枚目を貼っていました(恥)。
AFVのウエザリングを飛行機でもやってしまっています。良いのかまずいのか、判断に迷うところですが、ウエザリングなしとウエザリングありと作り比べてみるのも楽しそうですね。
仰る通り、写真に撮ると、筆目が見えてしまうようですが、多分大きさにあわせてもう少し細い筆で拭き取れば目論見通りになるような気がします。
塗装の劣化や退色を表現するのには、油彩がピッタリだなと、改めて思いました。
空飛ぶAFV!
丁寧に処理されているウェザリングが素晴らしいです。
デカールのミスもクリアーされ、思いのこもった一機になったのではないでしょうか。
スナップ写真の枚数からその思いを感じます。
ご苦労様でした。
私のコルセアはプラモ製作を再開し始めた4年半前に普通に組立てたので、hajimeさんの手の込んだ機体と比べるとものすごく見劣りします。
何れ再挑戦したいと思います。