模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

どうして似ていないのか

2024年07月07日 | カーモデル

梅雨も明けていないのにいきなり暑くなりました。
夜になっても室内の温度が下がらないので、全館空調の冷房を今年初めて24時間運転しました。

埼玉の幼なじみが、昨年の誕生日に贈ってくれた2代目セリカのプラモデルが手つかずで一年経ってしまいました。
自分が乗っていたセリカとはなんか形状のイメージが違うように思うのですが、どうしてそう感じるか確認してみることにしました。
キットと一緒にその当時のカタログも送ってくれたので、諸元表にあった小さなイラストを1/24にして真横から撮影したキットのボディと比べてみました。
ドア後端の位置を基準に並べてみました。
キットは1/24となっていますが、シャーシが他のキットと共通ということで10%ほどホイールベースが長くなっています。
別にスケールモデルにこだわっているわけではないので1/22でも構わないのですが、10%大きいのならばすべての箇所がX10%でないと似てなくなってしまいます。


パッと見た目キャビンが平べったくて、窓から下が分厚くガッチリしているように見えます。

カタログのイラストもあんまり正確でなさそうなので、あらためてネットから実車の真横に近い画像を拾ってきました。
今度は1/24であわせるのではなく、ホイールベースが同サイズになるように拡縮してバランスの違いをみてみました。
ボディ下部のパネルラインから屋根の上端まではほぼ同寸なのに、窓が小さいことがわかります。
実物の窓はもっとボディ下部まで広がっていてグラッシーなんです。ドアの上下巾では実物で8cmほどの差があります。

それに引きずられてタイヤハウスが上下におよそ8cm拡大しており、これにスケールの1/24のタイヤを付けるとかなりバランスが悪いように思えます。
窓を削って拡大しタイヤハウスを小さくするのは大工事になり腕が伴わないので、キャビンが低いのは我慢してスケールオーバーのタイヤを付けてごまかそうと思います。
同梱のタイヤはハセガワのセリカとほぼ同サイズだったので、そのままつけるとタイヤハウスがスカスカになりそうです。

顔も似てないのですが、原因はヘッドライトが小さいこと。
実物はこんなにギョロ目です。

丸いライトが2個四角い枠に囲まれていますが、キットは成型の都合からか枠(ベゼル)の板厚が厚いせいで枠内の面積が狭くなります。
そこに2個押し込もうとすると径を小さくせざるを得ないのでしょう。
ハセガワのセリカLBのヘッドライトレンズは5.6mm径ですがこのキットのレンズクリアパーツは径4.3mmほど。
ハセガワのはライトのリム外周の金属部分がクリアパーツと一体で表現されており、このキットはべゼル側にリムが表現されているので小さいのは当然なのですが小さすぎ。
キットの穴を拡大してリム部まで削り取って、ハセガワのレンズが入ればよいのですが枠に干渉して無理そうです。

フロントグリルを残して、ライト部の枠を薄いプラ板で作り直せば大きいギョロ目にできそうです。

妄想が広がりますが、今日のところは一旦箱に戻してもう少し熟成させることにします。

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プラモの箱画

2024年07月06日 | カーモデル

プラモデルの化粧箱には多くの場合、キットの完成した状態がイラストで描いてあります。
箱は製作中、未使用のランナーとパーツ入れに使っていますが、完成後は捨てられる運命です。
しかし美しいイラストを捨ててしまうのはもったいないので、一部の気に入った箱画はイラスト部分だけ切り取って手元に残してあります。

ハセガワの箱画やスケビのオトアビ(車と飛行機の両方が描かれているオート&アビエーション)という記事のイラストを描かれていた和田隆良画伯が先月お亡くなりになったとのこと。
熊本の趣味人師匠も追悼の記事をアップされていました。
和田さんはX(旧ツイッター)に亡くなる直前までポストされていたので、本当に信じられませんでした。
最初は同姓の別人かフェイクポストかと思ったほど。

高齢で引退された方の逝去も残念ですが、これからも新しい作品をまだまだ創出されるであろう若い現役の作家さんが亡くなるのは本当に残念でなりません。
私のような他人が言うまでもなく、ご本人やご家族が一番ご無念なのは間違いないでしょうけれども。
ご冥福をお祈り申し上げます。


切り抜いた自分の箱画コレクションは誰がお描きになったモノか確認してみました。
手持ちの飛行機の画はすべて小池繁夫画伯のものでした。
車は3枚で、
このうち和田さんの署名があるものは2枚ありました。

ブルーバードと2000GTには署名がありましたが、セリカの画には署名が見つけられませんでした。
未組立の117クーペ、ギャランGTO、セリカLBの箱画には別の方の署名があり、最近の車のキットは和田さんではないようでした。
以前、下田信夫さんが亡くなられた後にイラスト集がいくつが出版されましたが、和田さんのこれら箱画やオトアビをまとめた書籍が出版されたら購入したいと思っています。

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城下町で昼間から呑むこと

2024年07月01日 | お出掛け

息子もやっと免許を取ったので、どんなへべれけに酔っても最寄駅までたどり着くことさえできれば、家までは駅前にタクシーがいなくても帰れるようになりました。

梅雨の晴れ間の土曜日、信州まで特急に乗って嫁と2人で昼呑みに出かけました。(9時台は各停が無かった)
鉄橋を渡るたびに水量を確認するのはかつて川釣り師だった名残でしょうか。
木曽谷の名勝寝覚ノ床も昨日までの雨でひどく濁っていました。
この日、増水して流れが速いなか川遊びをしていて何人か亡くなったそうですが、慣れた人間でもこんな日は川に近づかないのに残念です。

さすが梅雨!、高地でも湿度が高くてビール日和です。
暑い。これならいくらでも呑める。

松本ワインサミット2024というのを目指しているのですが、先にビールで予行演習しておきます。
松本ブルワリーというクラフトビール屋がイベント会場そばの信毎ビルの中にあるのでまずは無事到着の乾杯。

目の前のパルコの裏側がイベント会場です。
イベントでも食べるのでここでは、ブルストで軽く。
ここでピザやパスタなどの炭水化物を食べるといきなり勢いが失速するので、頼もうとする嫁を羽交い絞めにして制止します。

この日タップにあったビールのうちからこの3種を頂きました。
小麦麦芽のものがなかったのが残念。


いい加減にしろ、と言いたくなるほど極端に個性的なブルワリーもありますが、ここはおとなし目のバランスを考えた万人受けするお味でした。

さて昼食時の混む時間になってしまいましたが、イベント会場に突入しました。
ここでも取りあえず信州の地ビールを頂きました。
安曇野の穂高ブルワリーです。ホワイトエール系にしました。

信州各地のワイナリーが参加しています。赤の重/軽、白の重/軽、スパークリング等々ものすごい種類が飲めます。
赤の重はこの2種にしましたが、あとは何杯呑んだか覚えておらず、写真も撮り忘れてます。

右は宮田村の山ぶどう=山ソービニオンをブレンドしたものです。
このスパークリングはなんだか覚えてませんが、ただフレッシュなサッパリタイプではなく、ナッツ系の風味もあるコクのあるタイプでした。

ステージではフラメンコ(?)のようなラテンの踊りが楽しめます。
神戸ではドイツの民謡でしたが、この熱気にはラテンがピッタリ。

おつまみは会場に並んだ屋台から調達します。

肉ビストロからは仔羊のロースト、青森食堂からは十和田牛バラ焼とイカメンチ、バーデンバーデンのソーセージにしました。
この仔羊の美味しいこと。骨はミーちゃんのお土産に持ち帰りました。

入場は無料なので、酔い覚ましに一旦出ることにして周辺を散歩していたら、ビアタップ本町というカフェ(?)があったので一杯補給。
行き倒れにならずにすみました。
こんなお店がすぐにあるなんて、松本すげえな。

いちおう城も見とこうか、ということで酔い覚ましに足を伸ばし。
お茶を買ってアルコールを抜きながら数分で到着。
はい。見た見た。

駅ロータリーそばの地下にスーパーがあるのを調べておいたので、晩ご飯のお惣菜を購入。
鳥に粉を付けて焼いた山賊焼というのが名物らしいのでそれを。

今回のお出掛けで一番衝撃的だったのは、スーパーのお惣菜の棚に並んでいたこいつ。
思わず、ヒヤッって飛び退いてしまいました。

絶対に無理だし。見るのさえダメなのだ。
松本すげえなあ。

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ドラゴンフライを2機作ること

2024年06月28日 | 日曜大工

ドラゴンフライ=蜻蛉=トンボの1/1モデルを作ってみました。
日曜日の午後から作り始めて、毎晩1時間位工作して休暇を取った金曜日に完成しました。


野外活動の際にオニヤンマのアクセサリーを身に付けていると、アブなどの目の良い昆虫は天敵のオニヤンマを忌避するので虫除けになるらしいのです。
それを数年前に商品化したメーカーがあって¥1000もするのに爆売れしたそうです。
すぐに類似商品を100均が売り出したというので、数軒の大き目の店舗を回りましたがどこも売り切れでした。
メルカリにも転売ヤーが出してますがやっぱ高い。
無いものは作るのがモデラーですね。
翼があれば戦闘機からトンボまで作るのが飛行機屋。(最近サボってるけど)

オニヤンマで画像検索すると沢山出てきます。
そんなに難しそうには見えません。
1機だったら嫁に強奪されるに決まっているので、2機同時進行です。

初号機を先行させて工程を確認します。
材料棚を探したらよく乾燥したヒノキの9mm角棒があったので採用。

エポパテで全身粘土細工でも良いのですが簡略化します。
本物の胸部は横から見るといかにも筋肉質な三角おにぎり型で、こんな直方体ではありません。

売り物は結構テキトーなつくりです。
なのでそんなにリアルでなくても、シンボリックな色と形状で十分効果があると推察しました。
目は丁度良いボールがなかったのでエポパテで作ることにします。
木材にエポパテは食いつきが弱いので、角に付けた木ネジをアンカーにして抱きつかせるつもり。

複眼はかなり大きめにデフォルメしました。リアリティよりもアピール度優先です。
腹部は6mm丸棒に紙を巻いたものがガラクタ箱にあったので採用。
鉄道模型の貨車の積み荷にする丸太を自作するための試作品のようです。
巻いた紙は木の皮の表現で、わざと皴が寄るように巻いてます。
結論から言うと、この紙巻丸棒を使用したのは失敗でした。
皴があるのでマスキングテープが上手く貼れず、エアブラシ塗装ができなかったために下手な筆塗りせざるを得なかったからです。

数年前に使いかけたエポパテが賞味期限切れで風邪をひいていそうなので、全部使っちゃいました。
目だけではなくて顔の造形も全部エポパテにしました。
それでも余ったので、目用のボールを4個と顔用のオニギリ形を2個パーツとして作りました。
追加増産も2機可能です。

紙や木材は塗料を吸うので、白サフを吹いてからMRカラーの黄色を全体に吹きました。
大きな複眼で害虫を睥睨してビビらせるように、キャンディ塗装します。
クレオス水性のシルバーを下地として筆塗りしました。

最初このシルバーの上にタミヤエナメルの筆塗りでクリアグリーンを塗ったのですが、クリア塗料を筆塗りでうまく塗る技術なんか持ってないのでグダグダに。大失敗。
エナメルのグリーンを拭き取って改めてMRカラーのクリアグリーンをラピッドシンナーで溶いて吹きました。
ラピッドシンナーにしたのは下地のシルバーが水性だったからですが、一度にドバっと吹かずに薄く吹けば溶け出さずにできました。

複眼の強調と目の塗膜保護のために、透明クリアを目を中心にオーバーコートして艶を出しました。
黒のフェルトペンで胴体と顔の黄色と黒の塗り分けを下書きしてから、タミヤ水性の黒で塗りつぶしました。
当然黄色部分にはみ出すので黄色で仇討ちするのですが、黄色で溶けだしてくる黒を塗りつぶすのが今回一番手間でした。

翅は透明プラ板をオニヤンマの画像を映したiPadの上に置いて、油性フェルトペンで形状と模様を写し取りました。
それをハサミで切り出して接着剤併用でタップネジ止め。ネジもマジックで黒く塗ります。
脚は省略して、胸の下に安全ピンをネジ止めして完成です。

さて本格的な梅雨に突入し雨の日が続きます。
試用はいつできるか。果たして効果は。

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古いスピーカーを聴く

2024年06月23日 | 音楽・AV

現在メインで使っているオーディオのスピーカーはダイヤトーンDS-77Zという30年以上前の3ウエイスピーカーです。
ウーハーは31cmで重さが29kgもある大きなものです。
これは30年ほど前、近所の道楽ボーズが買ったもののすぐに飽きてしまい、もっと高いものに買い替えたくなって、安価で引き取ってくれとうちに持ってきたものでした。
その当時、我が家のスピーカーは大学時代にアルバイトで買ったコーラルX-IIIという21cmウーハーの小型スピーカーでしたが、DS-77Zに取って代わられそれ以来30年間TVのサブスピーカーとしてリビングに置いてありました。
3年前にプリメインアンプを新調してDS-77Zのセッティングも色々試し、現状ベストの状態で音楽を聴いていて不満はないのですが少々飽きてきました。
また新しいアンプにX-IIIを繋いだことがないので、どんな音で鳴るのか試したくなってきました。

思い立ったが吉日、先週の日曜日の午後に10年前にウッドデッキを改築した際に取っておいた、廃材でスピーカースタンドを作りました。
小さいのでリスニングポイントまで持ち上げるためです


いわゆる598クラスのDS-77Zの定価は当時1本6万円で、X-IIIの定価は2本で6万円でした。
それを秋葉原の石丸電気で4万5千円まで値引きしてくれたので購入。
当時は電気製品を秋葉まで買いに行き、店頭で値段交渉をするのが常識でした。二十歳前のガキでさえ。

X-IIIのオーディオ雑誌の評価は、非常に元気に鳴るハイCP機というものでした。

プリメインアンプ:デノンのPMA-1600NEはスピーカーの出力がA/B2系統あるので、BにX-IIIをつなぎました。
いつもセッティングに使っているハイレゾの曲を流してみると、DS-77Zと非常によく似た音質です。違いが判らないくらい。
ここで???
DS-77Zも一緒に鳴ってるじゃないの。だから同じような音なのか。
なんと、このPMA-1600NEは出力がA/B2系統あるのにAとBの切り替え(ON/OFF)スイッチが搭載されておらず、4本同時に同じ音を鳴らすことしかできないのです。2系統あっても1セットしか接続できないなんて。
馬鹿じゃないのか。バイワイヤリングでしかできないのです。
最初は信じられずネットで調べて初めて理解しました。
スピーカーを変える際は導線を抜き差しするしかないのです。

しようが無いので当分はDS-77Zはお休みしてもらうことにして導線を抜きました。

改めて試聴するとX-IIIはなかなか良い音で鳴るのでした。
第一印象は少しレンジが狭いかな、と感じました。でもすぐに慣れてしまいます。

ミッドレンジのボリウムをプラス方向に振ると、情報量は増える感じですがキンキンうるさくなるので、中央付近が良い感じ。
ロック、ポップスは得意でボーカルの表現はDS-77Zより艶めかしい感じがするほど。
しかしオーケストラを鳴らすのは得意ではなくて、低音の響きがかなり不足して物足りません。
「新世界から」の第4楽章出だしの低い弦の音などは、もっとドスの効いた響きが欲しいと思いました。

当分の間色々セッティングをいじって楽しめそうです。

40年前のスピーカーでも十分楽しめました。
40年前の骨とう品でこんななら、現代のスピーカーはどんなに凄いのだろうかと試してみたくなってきました。
少し大きな地震があるとスタンドから落下しそうなので、聴き終わると床に降ろしておくのが少々面倒です。

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