むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

斎藤兵庫県知事 涙の記者会見に思う

2024年09月15日 | ニュース・記事
すべての県会議員に辞職要求を突き付けられ四面楚歌の斎藤知事ですが、先日の記者会見で涙をうかべる場面がありました。
それを見て、彼の心中を想像してみました。
おそらくは、自分がやってきた改革を見てくれ、俺はまだまだやれるのだと悔し涙だっだのでしょう。
彼の主だった実績を見てみると、
・県立大学の無償化
・私立高校の授業料無償化
・知事報酬のカット
・県職員OBの天下りを規制
など、確かに公約に掲げた改革を実直に実行してきたことが分かります。
ここまでやってきたのだから、これからもやっていけるというのが彼の主張のようです。

ところが、公益通報者制度を根本的に破壊する行為をしてしまいました。
これが許されると社会に与える影響が大きすぎ、計り知れない損害になってしまいます。また、それに巻き込まれ、亡くなった人もおり、司法当局にとっては、絶対に許されないことでしょう。

話は変わって、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフが、書いた論文があります。
「歴史に残るような偉大な功績をあげた者は、たとえ殺人を犯してもゆるされる」という理論です。

斎藤知事は、確かに兵庫県史に残る実績をあげたかもしれません。
しかし、罪を犯してしまえば、ゆるされないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『どうせ死ぬんだから』和田秀樹

2024年09月14日 | 読書
老齢者医療の最前線で働いていた医師である著者(62、3歳くらい)が考えた老後の生き方です。
死に方は自分で決めた方が良い。延命治療が自宅療養か看取り施設か、その他いろいろです。
ある程度、しっかりしているうちに決めておかないとこんなはずじゃなかった最後が待っています。
よく医者が言っていますが、ガンの治療も善しあしで、副作用に苦しみながら延命するより、副作用無しで生きるだけ生きて、最後に短い間苦しんで死ぬ方が良いかもしれないということもあります。
数値にこだわり過ぎず、自分の基準を見つけて、その範囲で好きに生きた方が幸せと言うことです。

この何でも自分で決めるということが普通の人にはしんどいのですが、それができないとそれなりの状況の死が待っているということです。

死を恐れすぎず、今、やりたいことをして生きられるとベストなのでしょうが、それができない生き方もまた乙だと思うのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解雇要件緩和

2024年09月13日 | ニュース・記事
小泉進次郎の言うことが一皮むけたなと感心していた矢先にやらかしたようです。解雇要件緩和で、正社員が増えるとかなんとか。

解雇要件緩和措置は、いずれは議論されるべき課題ですが、本質を理解していないようです。

日本の労働賃金の上昇は、諸外国と比べて非常に低く、企業の内部保留が多いのが問題になっています。また、生産効率の悪さも指摘されています。
この理由は、一度雇うと解雇するのが非常に難しい制度にあると言われています。
日本の企業は、不況時に合わせた雇用体系しかとれないということです。給料も不況時に合わせて決められますから、諸外国より低くなるのは当然となります。
そこで、解雇要件を緩和することにより、賃金を上げて優れた人材を獲得し生産効率を上げ諸外国の企業との競争力をつける政策が必要と考えられます。
しかし、何の方策もせずに解雇要件緩和すると、全員非正規雇用のような状態になりかねません。
例えば、解雇要件を緩和する代わりに利益の〇%を社員に還元するように義務付けるような法律も制定する必要があるかもしれません。設備投資に回すのも労働組合等を話し合いをもち、将来的な利益をとるか、今の賃金を取るか議論する必要性も出てくるでしょう。
雇用の安定と賃金の上昇のバランスを考えると、今の日本は、雇用の安定の方を重視しているといえます。
今後、諸外国の企業と競争していくにあたり、バランスを考えた政策が必要となります。
小泉進次郎氏や、河野デジタル大臣が口に出したようですが、説明が浅すぎて、非難されて終わりというのは情けない。
どういうバランスにするにせよ、検討する時期にきていると私は考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野村証券の投資セミナーに参加

2024年09月12日 | 投資・節約
表題「インフレ時代の資産の守り方」
講師 野村アセットマネジメント株式会社
   シニア・マネージャー 萩島裕宣
聴講者 約45名くらい

・世界はずっとインフレが続いているが、日本に暮らしていると実感が無かった。最近の物価高で気が付いた人も多く、海外旅行に行くとインフレがひどくて驚く人が多い。
・世界は、長期的に見れば右肩上がりの成長をつづけている。インドのエアコンの普及率は5%だが、これから上がっていくことが期待されているように、海外需要が伸びる余地は豊富だ。
・そこで、分散投資をして、世界の成長をつかみ取る。

ということで、自社のファンドの宣伝になりました。

1 のむラップ・ファンド
 例
 年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の収益率は年+3.59%
 ポートフォリオは、外国株式、国内株式、外国債券、国内債券 各25%

 のむラップ・ファンドは、外国株式、国内株式、外国債券、国内債券、世界RIETに分散投資し、許容リスクに合わせた5つのタイプが選べます。
 積極型
 やや積極型
 普通型(年金積立金管理運用独立法人(GPIF)に一番近い)
 やや保守型
 保守型

と、一見よさそうなファンドです。
しかし、費用が高すぎると思いました。
 購入時に1.1%の手数料
 信託報酬は1.188~1.518%(タイプによりちがう)
 その代わり、月一のバランス調整をしてくれます。
 年3.59%の期待値に対して、1.35%の信託報酬が差し引かれますと、2.24%しか残りません。
 自分で、安い信託報酬のファンドで組めば信託報酬を0.1~0.2%くらいに抑えられます。リバランスも半年に1回もやれば十分でしょう。

2 野村世界業種別投資シリーズ(半導体) 

 野村証券と付き合うなら、儲けなければならないです。
 儲かるファンドのご紹介。
 これからは、人工知能の波が来るので、半導体企業が上がります。
 特に一押し企業はエヌビディア(米国)で30%組み入れています。
 今なら、相場の3割引きくらいの値段(為替で1割、株価で2割)となっていますと売り込んでいました。

 確かに伸びしろを感じますが、半導体セクターはリスクが高く、ギャンブル性が強いと思います。
 特にわたしの場合は、セクター分散を重視し、偏りを嫌うので合わないと思いました。
 エヌビィデアの生株で遊んでみるのも楽しいかもしれませんが、スリルを求める人はどうぞ。まとまった資金がいりますが、パチンコや競馬より勝率は良いと思います。

3 受講者からの質問
 Q:投資信託の価格が為替で下がるのが分からない。
 A:円高だと価格が下がり、円安だと価格が上がります。

 Q:ヲタクの会社の未上場株を混ぜたファンドを買ったのだけど未上場株の割合が少なすぎるのでは?
   10000円だったのが9300円になってしまった先が思いやられる。
 A:法律で未上場株の割合は20%を上回れない。未上場株はほとんど値動きがないので、安定のために入れている。

 Q:為替ヘッジをした方が良いかどうか。
 A:明確な答えはないが、自分はしていない。

 説明を受けて買っているのでしょうが、説明を半分も理解していないのでしょうね。人のことは言えませんが。

 ということで、証券会社の窓口で薦められる商品には、うかつに手を出さない方が良いですね。

 ちなみに、セミナーが終わったら、おじい様方に、大勢の若い女性社員が突撃していました。1000万円の契約をとれれば、販売手数料10万円ゲットですからね。

 ちなみにおみやげは、札束くらいの厚さのポケットティッシュと、4つの芯が入ったボールペンと豪華でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音』(ワニブックス)

2024年09月11日 | 読書
 - 移民・難民で苦しむ欧州から、宇露戦争、ハマス奇襲まで - 
川口マーン恵美×福井義高の対談集となっていました。
ドイツ生活が長い川口マーン恵美と、リアリストの大学教授福井儀高が、ほんとうの欧州・中東、世界の本音を語ります。
マスコミで報道されている表側のトレンドにまったく臆することなく、反対から見た世界を知ることができました。いつも見ている世界地図を上下(南北)を逆にして見たり、北極海を中心に見たりすると、全然違う印象になるように、違った場所から世界を見ると見え方が違います。
移民を受け入れると、ほとんどの国民が損をする。
ポーランドはヨーロッパでは大国でドイツ・ウクライナとは仲が悪い。
イギリスはヨーロッパではなく、アメリカやロシアと同じ立ち位置。
ハマスを育てたのはイスラエル。
アメリカ・ロシアは食料・エネルギーを自給できる大国だが、中国はレアメタルくらいしか自給できない小国。
ドイツで猛威を振るう環境NGO。
など。
違った方向からの見方を知っておくと、より世界情勢を理解しやすくなると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郵便ポストの化粧直し

2024年09月10日 | トマソン&街角芸術
ボロボロの郵便ポストが目立つようになり、郵便事業の危機を感じていたのですが、郵便ポストがきれいに塗装されていました。
おお、新品みたい!
よく見ると……
これが言いたかったのかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンチから覗く可憐なお花

2024年09月09日 | 小さな自然
ベンチの板の間から顔を出す花。
園芸種はよく知らないけど、画像検索したらユーパトリウム ? かな。
どんどん出てくる。
生命力、強いね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関屋大橋から眺める平成大橋

2024年09月08日 | 日々の生活
夜の気温が下がって散歩に丁度良くなりました。
寝る前に散歩をするとほどよく疲れて眠りの質がよくなるかなと思ってでてみました。
関屋大橋を渡っていると、上流にある平成大橋が見えます。
仕掛け花火にように水面に映るライトが美しい。

関屋分水手前で、川幅が広いところもポイントです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺 超輝 (幻冬舎新書)

2024年09月07日 | 読書
ネタは良いのだが、料理がまずく笑えませんでした。
著者は、エンタメとしての笑いを理解していないようです。
裁判中の緊迫した場面で、このような言葉を裁判官が述べれば、緊張が緩和され笑いが起こるでしょう。
緊張と緩和が笑いの原点です。
しかし、この本では、最初に唐突に裁判官の言葉(つまりオチ)が記されていて、そのあとにどんな事件の裁判か解説がある編集になっていました。
これでは、オチを最初に聞かされて、なんのオチか後で解説されることになります。
読者は、なるほど、そういう背景があったからこの言葉が面白いと思えたのですね。と納得させられる構図です。
どうして面白くないか納得させられるくらい面白くない本としては特筆すべきです。

作者さん、ユーモアのセンスがないけど真面目な人なんだね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウオロクでCoGCAカードを作った

2024年09月05日 | 日々の生活
退職してから、よくスーパーで買い物をしているのですが、自分に合うスーパーがウオロクだとわかったので、カードを作りました。
ウオロクは、名前のとおり魚系が充実しているし、お肉も安い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする