M10 IICの足回りの組立を開始しました。
部分連結式の履帯は前部サスの上にあるダボを履帯部品の穴に合わす位置決めによって簡単に組みあがります。このあたりの設計はさすがタミヤですね。
さて、ふと思ったのですが、1/48にはM10も在庫にあるのでこの際同時進行することにしました。
M10は48でもNo.19と初期のものなのでオモリ内蔵のM10 IICと違って、ボディはダイキャスト製となっています。
アメリカ軍から供給されたM10とM10A1に17ポンド砲を搭載して独自に火力向上を図ったアキュリーズ。英軍では中期生産型M10からの改造はM10 IC、後期生産型M10A1はM10 IICの名称となっています。タミヤキットはM10 IICなのでベースはM10A1ということになりますね。
アキュリーズのキットは1944年夏のノルマンディー(第1軍団)のデカールのみ、米軍M10のキットは1944年7月のノルマンディー(第3機甲師団)、8月の南フランス(第3歩兵師団)、10月のドイツアーヘン(第1歩兵師団)の3種のデカールが入っています。
今回、米軍M10はアキュリーズに合わせて時期をノルマンディー(第3機甲師団)にしました。
写真からわかるように、米軍M10の第3機甲師団所属車両の転輪はインストの指示により旧型の穴開きタイプ使用(アキュリーズはディッシュタイプ)となっています。
そのほかにも搭載する砲が違うので当然異なる部分がありますのでその辺は組立中に随時記事にしていきたいと思います。
追記
足回りの組立が終わりました。
左 M10 IIC、右 M10です。車体の下に敷いてあるのはダイキャストボディが入っていたケース。
右側の白い部分がダイキャストボディのM10は穴開きの転輪とともに起動輪、誘導輪も旧型となっています。
DINGO、7ton ARMORD CARと並べてみたいのでM10 IIC ACHILLES(今後M10 IIC)を組み始めました。
戦車の組み立ては殆どが転輪から始まるのは何故でしょうか?
48のタミヤなら、シャーマン系のM10 IICはVVHSサスも含めて4ピースで転輪2個、両サイドで6セットはあっという間に組めます。
これが1/35のドイツIV号系だと……、転輪1個に3ピースとして48ピース。パーティングラインの処理もあるし、なかなか大変な作業で修行のように自分としては思ってしまいます。さらにTIGER I 初期型となると……考えるのはやめましょう。
せっかちで甲斐性のない自分にはなんか48タミヤの素組!!が魅力的になってきた今日この頃です。
48の当初はボディがダイキャストで車体上部との接合に隙間が出た時とかサフを吹かないと塗装ができないなど色々と課題が出ていたようですが、最近は重りで対応していますね。
インストではプラの車体に重りを接着する指示で、それには合成ゴム系接着剤を使えよと…….
合成ゴム系って、なんじゃ? 手持ちを探してみて、ありました、以前トラペットの履帯を接着するために使っていた接着剤が合成ゴム系と表示されていたので使ってみました。
さて、どうなったか。2日ほど時間を置いた結果、どうやら接着されたようです。
次回は車体下部の組立てに入りますが、同時に車内の塗装も行なう予定です。
ライトをエナメルシルバーX-11で塗り、コマンダーを搭乗させて7ton ARMORD CARが完成しました。
今回もピグメントは一切使用しませんでした。ツッコミどころ満載ですが、ご笑覧下さいませ。
チッピングはファレホをタミヤの面相筆 超極細を使って描いてみました。
やってみたかったDINGOとの2ショット。
こうしてみるとやはりピグメントを使用したDINGOの方が足回りの汚れ・埃にリアル感がありますね。
ただ私の場合どうしてもピグメントを載せすぎてしまう傾向があるので下手をすると泥まぶし状態に陥ります。
DINGOも少しそんな感じになっています。
次はここにM10 ACHILLESを並べてみたいです。
CRUSADERと基本塗装まで同時進行していた7ton ARMORD CARを仕上げていきたいと思います。
まずはデカールを貼るためにクリアーを吹きます。
マークソフター、マークセッターを使ってデカールを車体に馴染ませました。
一晩以上置いたのち、希釈したアクリルのバフで筋状に吹いてうっすらと汚します。これはスティーブ・パルフィ氏の十八番で真似をしているのですが、なかなか彼のようにはできません。現在、やり方は試行錯誤中です。フィギュアはサーフェイサーをとりあえず吹いておきます。
ファレホ820オフホワイトと872チョコレートブラウンでチッピングとスクラッチを描き込みます。ファレホ872チョコレートブラウンと897ブロンズグリーンで装備品、タミヤアクリルX-10ガンメタルで同軸機銃銃身を塗装。タイヤは862ブラックグレイでドライブラシし、スペアタイヤは同892で塗装しました。
薄めたバフを再度車体下部とタイヤに吹き付けて砂汚しを表現しました。
スペアタイヤはもう少しバフで汚した方がいいみたいですね。