5月22日、私は映画を見に行った。
場所は「大分銀行ドーム」。
タイトルは「大分トリニータ VS 東京ヴェルディ」
映画監督は「田坂 和昭」。
新進気鋭の監督である。
俳優はまだまだ若いがその監督の下、日々実力を増しつつある個性派ぞろいだ。
上映開始時間は13時。
その4時間前。
今や遅しと、待ちきれない観客が続々とやってくる。
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まず、やってきたのが、ニータンの下に変な人形をぶら下げてやってきた「ま○さん」
「何?この人形?」と聞いたら「知らんかったらおじさんで」と言われた。
う~ん・・・・おじさんでいいや(笑)
続いて「ハニーちゃん」。え~と・・・・・・・、若返っていました。
あ・・いえ・・元々若いのです。(汗)
副会長、この靴がすごい似合ってました。
で、例によって話は尽きません。
次から次へと内容は変わっていきます。
いったい、何時間しゃべるんだろう。
この2人。周りにいる人達はもう目に入っていませんな。
トリの勝敗も気になるけど、この2人の行方も気になります。
見つめすぎ。(笑)
気を取り直して、本日の「G裏町内会」のゲーフラです。
一番手前のゲーフラは宮崎県から来た「ル○ア」さんです。
参戦、ありがとうございます。
そして「G裏町内会」の会長、副会長のゲーフラです。
選手が出てくると、一瞬にして雰囲気が変わります。
戦闘モードへと一気に加速します。
そして、「トリニータコール」。
日常のいろんな事はすべてどこかへ吹っ飛んでいきます。
心の中は100%トリニータで埋め尽くされます。
この日、女性のサブの「コールリーダー」を初めて見ました。
一生懸命に声を出していました。
好感の持てる姿に周りから「次節もぜひ」という声が多かったですよ。
ヴェルディサポ。人数の割には声は大きくゲーフラが多くてビックリした。
上を見ると選手の姿が。
どういう思いで見ているのだろうと、ふと考えてしまった。
実は、この日サポーターの出足が悪く、
もしかしたら7千人を割るのではないかと心配したが、
前節より少し増えてて良かった。
それにしても、今、この時期が面白いのになぁ。
なぜ、ドームに見に来ないのか不思議でしかたがない。
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試合は終わった。
普段の何倍も疲れた。
選手とて同じだろう。
お互い、笑顔はなかった。
負けなかった事を喜んでいいのか?
勝てなかった事を悔やんだほうがいいのか?
このドローという結果に戸惑っている
そんな気がしてならない。
しかし、なんにせよ
「負けたであろう」試合を食い止めたのは「けいすけ」である事は
間違いない。
気になるのは試合終了からG裏にくるまで「けいすけ」が
誰とも話をしないでずっとうつむいていた事だ。
「けいすけ」下を向くな。
前を見ろ。
ミスは誰にでもある。
P・Kを止めた。
勝ち点の1点が入った。
俺達にあるのはその事実だ。
前を向いてくれ。
「でか」・・・・何回も叫んだが
「無理はするな」と「頑張れ」がどうしても交錯してしまう。
無理はしないで、頑張ってくれは・・・やっぱり変なのか?
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そして、上映は終わった。
映画を上映する上で「すべての権限を持つ責任者」が
何を勘違いしたのか、
途中でカットをこれでもかとばかりに入れてきた。
そのカット数「37回」。
見ている観客はどこで笑い、どこで泣き、どこで感動したらいいのか
わからない。
いや、その以前の問題でどんなストーリーだったかも忘れてしまうではないか。
そこに自分という「個」を出す必要がそんなにあったのだろうか?
90分間のドラマはそこにいる人間の「阿吽の呼吸」というものも
必要だと思うのだがどうだろう?