2018-2-4 香港・マカオ(3泊4日)に行ってきました(その1)

2018-02-11 19:52:48 | 
3泊4日で香港とマカオのツアーに行ってきました。
2月4日(日)から2月7日(水)までの4日間、といっても実質観光は5日と6日の2日間になるんですけどね。

台湾、韓国、ベトナム、カンボジア、上海とアジアばかりですがこれで夫婦での海外旅行は6回目となります。

嫁は今回、アメリカかタイに行きたいと考えていたらしく計画を立てていましたが、トリニータの諸々のスケジュールを待っていたら結局遅れてしまいました。
現在64歳の私。
あと何回海外に行けるのか、体力のある内にできるだけ遠くに行ってみたいと思っているのですが(笑)


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ところで今更ですが、香港とマカオってどこの国か知っていますか?
どこがどう違うのか、分かりますか?
実は私も知りませんでした。
ということで、少しだけお勉強タイム。

「香港、マカオの歴史について」    
まずは香港の場所ですが中国の南部にある小さな半島および島(香港島)が香港です。
香港はもともと中国南部の小さな漁村にすぎませんでした。
しかし中国は1841年のアヘン戦争でイギリスに敗北し、イギリスに香港をとられてしまいます。
その後、香港は約150年にわたるイギリス統治を経て、1997年に中国へと返還されました。

ではマカオはどこにあるのかというとその香港の西側の位置にあります。
元々は香港と同じく小さな漁村でした。
そこに16世紀初め布教や貿易のためにポルトガル人がマカオに入ってきました。
1842年にイギリスがアヘン戦争に勝利して香港を獲得すると
ポルトガルも1845年に「マカオ自由港」の成立を宣言します。
そして最終的に1887年にポルトガルが統治権を獲得し植民地としました。

1997年にイギリスが香港を中国に返還すると、ポルトガルも
1999年12月にマカオを中国に返還しました。
                           
香港は正式には『中華人民共和国・香港特別行政区』
マカオは正式には「中華人民共和国・マカオ特別行政区」
といい、独立した行政システムをもつ自治区です。

したがって、中国本土の「人民元」に対して香港は「香港ドル」、マカオは「パタカ」というそれぞれの通貨があります。
また、同じ国内でありながら、それぞれの場所に行くにはパスポートが必要です。
中国本土では禁止されているカジノもマカオでは可能です。
1政府3行政ということになります。

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2018年2月4日(日)
福岡空港 16時25分 キャセイドラゴン航空0381便でしゅっぱ~つ!


このキャセイドラゴン航空の元の名前は「香港ドラゴン航空」といい1985年の設立されたものです。


その5年後の1990年に「キャセイパシフィック航空」グループの傘下に入っています。


この機体はまだ「赤いドラゴン」でしたが、ロゴもだんだん「ブラッシュウイング」に変更されつつあります。

「機内食」     
ドリンクはワイン、ビール、ソフトドリンク、中国茶などがあります。
ビールを飲んだ後、足りない人は他の飲み物(ワインやソフトドリンクなど)も頼めるようです(笑)
まぁそうはいってもほどほどが一番なんですけれども(笑)


「ハーゲンダッツアイス」   
ここの機内食のデザートはご存知「ハーゲンダッツアイス」です。
私は「バニラ」でしたが嫁は「イチゴ」
他にも何種類かあるので帰りの食事に期待しましょう(笑)


「香港 到着」
16時25分福岡出発  19時25分香港到着です。
約4時間のフライトになります。
日本時間は20時25分ですが時差が-1時間あるので香港では19時25分となります。

「春節」     
ロビーでは犬が迎えてくれました。
なぜ? 犬? って思われた方はいませんか?
そうです中国はもうすぐお正月なんです。
つまり来年の干支が「戌(いぬ)」なんです。


2018年の春節の日にちは「2月16日(金)」です。
日本でいうと、この日が元旦になります。
日本でも特別な日のように中国でも春節の前後1週間は1年で最も特別な祝日となります。


「ゴールド コーストホテル」
20時50分 ゴールド コーストホテル」に到着。
(画像はHPより)


市街地から少し離れた静かなリゾートスタイルの5つ星ホテルです。


空港から車で35分ほど。
今回はこのホテルに3連泊となります。
ビッタレな私にはこれが一番楽なんです(笑)


ここでも来年の干支(戌)が出迎えてくれました。
ツアーのおばさま達(ほぼ私たちと同年齢)が「キャー! カワイ~」と写真を撮っていました(笑)


「公用語」 
公用語は「英語」と「広東語」となります。
本土の中国人とは同じ中国圏とはいっても言葉は通じないそうです(笑)


このホテルは2016年にリニューアルしているだけに非常に綺麗です。


香港では1年を通して10c以下の気温になる日がめったにないので「暖房設備」の無い施設が多いそうですが、このホテルにはありました。
この日は本当に寒くて暖房(設定28度)があっても寒くて寝れませんでした(笑)


お風呂も綺麗でした。


問題はトイレ(笑)
とにかく便座が冷たいんですね。
この日は香港では1年中で1番寒いとガイドさんも言っていました。
にも拘わらず便座を温かくする機能が付いていないんです(笑)
まぁおかげで朝は一瞬で目が覚めました(笑)


コンセントは「三叉」です。
電圧は220~240V(日本は100V)です。
ホテルでも貸してくれるようですが日本から持って行く方が間違いはないです。


香港の紙幣は
10、20、50、100、500、1000HD$の6種類です。
1HK$=約15円 となります。


今回 一緒に行ったのは「EOS 80D」と「18~300mm(昼用)」と「17~70mm(夜用)」の仲間たち(笑)


今日はこのままベットで朝までぐっすりでした。


2018年2月5日(月)2日目

天気は 曇り、気温は10度 かなり寒い朝です。
香港はイギリスのマナーが基本なのでレディーファースト。
(私は日本でも全て嫁が優先ですから今さら大丈夫です(笑))
さらにチップの習慣があります。
日本では「やってもらって当たり前のサービス」のベッドメイキングなどもチップです。
聞くと10HK$(150円)ほど。
私たちは2人なので枕元に毎日20HK$(300円)を置くことにしました。


ホテル出発 7時30分。
これから朝食を食べにバスで出発です。
私たちはいつものように一番後ろに座ります。
(一段高くなっているのと、写真を撮りやすいため)


今回のツアーはみんなで26人。
ガイドさんは香港人。 名前は「ビリー」さん。
(香港人の名前とイギリスの名前があるそうです)
彼は自分のことを「私は」ではなく「ビリーは」と呼びます。
これが私にはかなり違和感があったのですが、そこは「郷に入りては郷に従え」ですね。


バスから見たマンションの高さと細さに驚きながら「香港は大きな岩盤の上にあるので地震はありません」の言葉に納得(笑)


それにしても鉛筆のように細くてどうかするとポキって折れそうです(笑)



「朝食(広東料理)」


香港では朝はおかゆです。
日本では病人食というイメージがある「おかゆ」ですが香港ではこれは当たり前の食事。


なにやら結婚式らしきものがあるので聞くと、夜は結婚式会場になるという。


まずはビールではなく、まずはお茶です。
香港で太っている人が少ないのはこの食事の前の「お茶」らしい(笑)


最初に出て来たのが「アワビ入りおかゆ」


続いて「大根もち」
これは本当に美味しかった。


この円卓が私はどうにも苦手で仕方がない。


例えば8人座っていたとして最初にどれくらいの量を取って良いのかわからない。
8分の1でしょ、と言われればその通りなんだけれど(笑)
そのため円卓では全て嫁に取ってもらうようにしています。





さて朝食も終わりバスで移動します。


行き先は香港島の「レパルスベイ」
香港の南にある海岸の一つです。


歩いている人の服装を見ると皆さんダウンを着ています。
この日の気温は10度。
おそらくこの日が1年で一番寒い日になるのではないかとガイドさんの言葉です。
まぁたしかに寒いことは寒いのですが、そこまでではありません。
そういえば冬に香港で一番見たいものは?と聞くと香港人は「雪」と答えるそうです(笑)


バスの外を見るとなにやら車の渋滞が始まりました。
それもそのはず香港島に行くのに海底トンネルを走るのですが、その入り口が8車線からいきなり2車線になっているのです(笑)


だから入ったもん勝ち、って感じです。
譲り合いをしていたら前には進めません(たぶん)
とにかく少しの隙間に強引に入っていき、車間距離をギリギリまで詰めます。
当然 バスのドライバーさんも強引に入っていきますが、あちこちでクラクションが鳴り響きました(笑)


 「レパルスベイ」    
香港島に入ると景色が変わってきます。
緑が多くなってきました。
でもここは土地が高すぎて一般人は住めないそうです。


ですからここは大富豪が多いことでも知られています。


                          
ザ・レパルスベイ(The Repulse Bay)

そんななかで最も目立つ建物に、レパルスベイのシンボルともいわれる「ザ・レパルスベイ」があります。
その建物の真ん中には大きな穴があいています。
これは、風水によって建てられたという香港でも有名な建物なのです。
背後の山からの気(風)を海へ通すために、大きな風穴が開けられたということです。


バスを降りて数分も歩くとなにやらたくさんの神様が見えてきました。




「お金の神様」
これは有名なお金の神様です。
まず頭に触り、触った手を握ったままポケットに入れて(神を)逃がさないようにする、というもの(笑)


この橋は渡ると「3日間」長生きできるそうです。
私の寿命目標が100歳ですので、めでたく「103歳」となりました(笑)


え~その他にも神様がたくさんいましてご紹介できませんが、一通り拝んできました(笑)






この「レパルスベイ」は海水浴場として有名です。
ハリウッド映画「慕情」の舞台となった場所でもあります。


この海岸の白い砂浜はヨーロッパから輸入されたものです。


海に面して高級マンションが数多く立ち、お金持ちの欧米人が多いそうです。



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さて再びバスに乗って移動です。
香港では「公共交通機関」に時刻表がありません。
例えば香港の地下鉄「MTR」
料金が安く、本数も多く便利ですが時刻表はありません。
あるのは始発と終電の時間のみです。
バスも同様ですから要注意。


これは足場に使う竹です。
もう少し具体的に言えば、「建設現場で作業する人たち のための仮設の床や通路」のこと。
日本ではもちろん竹を使うことはありませんが、香港ではこの竹が一般的に使われています。


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「香港返還式場」
イギリスから中国への返還式が行われた場所です。


金のモニュメントは香港の国花「バウヒニアの花(紫荊花)」です。


香港返還記念に中国政府から香港の永遠の繁栄を願って贈られたものです。


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「スターフェリー」

私たちが現在いるのは「香港島」
これから「スターフェリー」に乗って九龍に帰ります。
といってもわずか6分なんですけどね(笑)


その船着き場にあった自動販売機。


 もちろん日本の飲み物もありました。


こちらはつまみ類です。


スターフェリーは100年の歴史があり1888年に香港島と九龍を結ぶ交通手段として登場しました。


上半分が白、下半分が緑の船体で煙突部分や座席に星のマークがあり非常にレトロな雰囲気です。



2階席は前と後ろに窓とクーラーがあり他はオープンになっています。


昼も夜も「ヴィクトリア湾」の絶景を楽しむことができます。



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さて船着き場からバスまで少し歩きます。
その途中にあった小さな露店?
本を売っていましたがこの本が新しいのか古いのかよく分かりません(笑)



でっかい犬を見つけました。
来年の干支ですね。
もうすっかり新年へのカウントダウンが始まっていました。


バスの中から見つけた「市場」です。

                 
香港の住宅事情 

香港の家賃の値段の高さにビックリしました。
まず法律で10階以下の建物にはエレベーターを作らなくて良い(年寄りはどうするんだろう?)とあります。
そんな古くてエレベーターの無い(2K)マンションが約10万円。
古くてもエレベーターがあれば(2K)20万円。
香港の平均月収が20万円でどうやって生活できるのでしょうか?


そこで子供たちは大きくなっても親と同居します。
つまり1人では無理でも2人とか3人とかで何とかしようとします。
(この古いマンションで家賃が20万円)


でも2Kだから寝る場所がない。
そこで2段ベットの登場となるんです。
幅の狭い2段ベットが良く売れるそうです。
中には3段ベットもあるそうですよ(笑)
でも結婚したらどうするの?
それでも同居するそうです。
その時は若夫婦で働き、家事や子育ては、フィリピンやマレーシアなどから出稼ぎにきているメイドさんに全部やってもらいます。
メイドさんの給料は5万円ほど。
でもよく考えてみると2Kの中に親が2人、新婚の自分たちが2人、赤ちゃんがいて、メイドさんもいるってどうなの?
まったく想像ができない(笑)


後ろの高層マンションも2K+1リビングです。
家賃は30~40万円。
だったら買うか?
いえいえ買うとなると最低でも7千万から1億円だそうです。
(2部屋+1リビングで)
普通の人は買えません。


それでも高層マンションは建設され続けます(笑)
(日本に生まれて良かったとつくづく思いました)


「黄大仙寺院(ウォンタイシン寺)」
「求めれば必ず願いが叶う」とされています

さてバスは黄大仙寺院に到着しました。


香港で最も有名な道教のお寺の一つです。


門に向かって右の像は男性が触り、                 


左の像は女性が触ると良いそうです。


中に入ると干支の御神体がありました。
嫁は戌年生まれなので「戌(いぬ)」


私は「巳」です。
少し舌のにょろにょろが不気味でしたが(笑)


さらに門の奥に入っていくと地元の方でしょうか熱心にお祈りをしていました。


この場所は香港のパワースポットとしても有名です。


ここでは当然ながら香港式の参拝のやり方があります。
まず線香を灯す「点青区」と呼ばれる場所に3つの香炉があります。
この3つの香炉に線香を立てます。


そして最後に本堂の香炉に願いを込めて線香を立てます。
つまり4回線香を立てることになります。


嫁は子供たち孫たちの健康を願ったので、私は・・・当然コレです(笑)
もう一度書きますが 「求めれば必ず願いが叶う」お寺です。
神様 間違いなく求めましたよ! お願いします!!


さてお腹も減ってきましたので昼食会場まで移動です。


「広東式 飲茶」


1階が「スタバ」になっています。


私たちは3階に。


どうやらここも夜は結婚式場のようです。


でっかいケーキがありました。


ここでもいつものように太らないお茶ですが・・・


太っても良いからとやっぱりビールを注文しました(笑)



出て来た料理はこの順番ですが・・・


食べる時間に関係なくどんどん出てきます。


隣の人と話もしたいし写真も撮りたい。


料理の名前も知りたいしゆっくり味わいたい(笑)


でもそんな私の思惑とは関係なく料理はどんどん出てきます(笑)
時間が無いようです。
ツアーだから仕方がないですがもう少しゆっくり周りの人と話をする時間が欲しかったですね。





今回のツアーの仲間の皆さんです。


何名かはOP(オプション)に出かけるようです。
私たちは夕食までの数時間が自由時間となります。
2人で迷子にならないように近くを散策です。
まずは香港の「セブンイレブン」
200mに1件の間隔でありました(笑)
多いですね。


その道向かいは「ラーメン屋」さん。



こちらは「薬屋」さんが並んでいます。


こちらは「アダルトショップ」
真昼間にも関わらず営業していることにビックリです(笑)


公衆電話もありました。
日本と同様、香港でも携帯電話の普及とともに少なくなっているようです。


香港では屋内の公共の場所は全面禁煙です。
レストランやバーなども店内は禁煙です。


「香港のトイレ」
これは公衆トイレですが、中は綺麗です。
香港で「SARS」が流行していらい衛生に気をつける、意識が高まったようです。

公共施設などのトイレではカギをかけているところが多いそうです。
え? カギ?
そうなんです、主に防犯の為らしいですが、急いでいるときはパニックになりますよね(笑)


公園から陸橋を渡り海の近くに行ってみました。


下を見ると少年が釣りをしていました。
じっと見ていると6本バリにビニール片を付けて沖に投げ、高速で巻き上げを繰り返しています。
なるほどこれならエサは要りません。


魚が釣れました。
アジ子のようですが、香港独特の魚なのかもしれません。


こちらは人気の一流有名ブランドと香港ならではのお土産が揃った DFS(免税店)です。
昔は日本人が多かったようですが、今は中国人が多いそうです。


「甘いものが食べたい」と嫁が言うので休憩することにしました。
甘さを抑えた甘さが美味しかった(笑)


その隣にはどこかで見たことのある看板が(笑)


これは香港の国花「バウヒニアの花(紫荊花)」ですね。


こちらは「サークルK」
セブンイレブンに比べると少なく感じました。


さて歩き回ったせいかお腹が減ってきました(笑)
少し早いようですが夕食の時間です。


「夕食 北京料理」


朝、昼と広東料理でしたが夕食は北京料理です。
はっきり言って何がどう違うのか、全く分かりません(笑)
分かったのは 北京ダックが出た・・・ということだけでした(笑)













お腹いっぱいになって外に出ると寒さが増していました。
ここから香港の夜景観賞「ビクトリアピーク」に移動です。


「ビクトリアピーク」   
「ビクトリアピーク」に到着。
またまた香港島にやってきました。
香港島の西に位置し標高は552m、香港島のなかでは1番高い山です。


昔は東洋の真珠と言われていたようですが、現在はそれほど期待してはいけませんとガイドさんから言われましたが・・・


少し霧が出ていて遠くが見えにくかったのですが「昔の景色」を知らない私にはとても美しく感じました。
ただ、寒いので早々にバスに引き返しました。


ホテルに帰ってきたのが21時30分。


まだ早いので歩いて10分ほどの地元のスーパーに出かけることにしました。


オシャレなマーケットに到着です。
ここでビールやパンを買ってホテルでゆっくりします。



明日はマカオに行き世界遺産をたっぷり見学したいと思います。

香港・マカオの旅(その1)・・・終わりです。

香港・マカオの旅(その2)・・・に続きます。






























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