神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

幡日佐神社

2008年07月27日 | 京都府
京都府南丹市八木町氷所

鳥居の扁額には幡日佐氷室両神社と記されている。これは神吉の氷室神社を合祀したことによるものだが、神社本庁での登録は幡日佐神社であり、延喜式神明帳でもこの名称なので、ここでは幡日佐神社としておく。
以前にも、式内社であるかどうかは拘らない、と書いたことがあるけれど、やはりそれなりの規模や品格を有する神社が多いのも確かで、神社巡りをする上で、気になる存在であることは否定できない。
というわけで、いつもは拘る参道の長さ等も期待できなかったが、近くを通ったので立ち寄った次第。



集落内の狭い道を通り、民家が途切れて、ここからが山だ、という場所にある。
辺りの雰囲気というか様相が一変して、明確に神社の空間であることが伝わってくる。


鬱蒼、というほど深い緑ではなく、優しい光に充ちた空間で清々しい印象。


なんというか、それぞれの配置というか、佇まいが美しいように思う。


仰ぎ見る本殿は端正な姿。


簡素だが美しいものだ。


本殿の狛犬はユーモラスな表情。


こちらはちょっと蛙っぽい。


境内社の稲荷神社。


今年の梅雨は雨が少なかったが、紫陽花が涼しげな花をつけていた。


2万5千分1地形図 殿田
撮影日時 080709 12時半~13時

駐車場 なし 神社前に駐車できないこともない
地図