神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

三輪神社 その2

2008年07月16日 | 再訪
京都府京都市右京区京北明石町

ここも以前に紹介した神社である。
撮影時期は、前回と同じ7月ということで、大して代わり映えするものでもないと思うが、時間帯をずらしたことと、晴天であったことにより、私には珍しく明るめの写真になっている。
そのため、前回に比べれば静謐な雰囲気というものに欠けるかも知れないが、滴る緑に溶け入りそうな空間の中で、社殿の無い簡素な美しさが映えたのではないかと思う。



小さな谷間にある、ほんの僅かな空間なのだが、歴として神域の空気が湛えられている。


行き止まりは見えている。だが、さして長くは無いその参道に、何故かとても奥行きを感じる。


木漏れ日と、せせらぎと、緑、緑、緑。


豪華であることも、素朴であることも、それぞれに意味はあるのだろうけれど、この場に佇むと、意味を探すことさえ無意味に思えてくる。


静寂と太陽の賑わい。


拝する。


2万5千分1地形図 殿田
撮影日時 080709 10時40分~11時10分

駐車場 神社前に駐車可
地図