たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

余計なことするお節介な日本人!

2010-07-10 15:05:57 | Weblog
2010年7月2日(金)【1】、今日はサインシャンドでの最終日。今夜の夜行列車でウランバートルに戻る。昨日の3回目の協議で、これからの実施方針に関する合意が得られた。予備日にとってあったが特にやり残した調査も無かったので、昨日のハマリーンヒッドの桜を確かめに出かけることにした。
 まず、寄り道しないでハマリーンヒッドに行き、現場を確認してからの帰りに、ついでに何カ所か調査をしながら夕方までに戻ろうということになった。前回は地元のガンバータラさんが道案内をしてくれたので問題なかったが、ドライバーはウランバートルから来ている旅行社の社員である。迷わないで行けるか心配したが、一回行けば覚えているから大丈夫だと言う。道がちゃんとあるわけでなく、まして案内板もない、複数の轍がいくつかついているだけである。
 しかし、さすがプロのドライバー、1回間違いかけただけでハマリーンヒッドに到着した。早速現地に行って全員で桜の捜索を行った。やがてとんでもないことがわかった。
 この春植えたばかりの桜のような苗木が10本ほどひからびて枯れていた。どうやら、お節介な日本人が、伝説の桜がないことを知って、苗木を持ってきて植えたのだろう。それも桜かどうかも怪しい。完全に枯れているのではっきりはしないが・・・。それにしても浅はかなことをしてくれる。やった本人は善意のつもりに違いない。国内でも似たような話は聞くが、こんなに遠い外国まで来て、わざわざひんしゅくを買う「小さな親切大きなお世話」をしていく日本人って・・・??? 
 結局、校長先生が言っていた桜とはこのことだったのか?本来の桜の真相は闇の中だが、少なくとも水の管理なしで、この砂漠に桜は育つはずはない。わざわざ苗木を植えに来た日本人はご苦労さんだったけど、我々には狂気の沙汰としか思えない。植物の遺伝子撹乱以前のバカげた行為である。我々も結局そのことで振り回されてしまった。
 昨日見た博物館前のエゾヤマザクラとは違うようなので、偶然時期は同じだったが、やった人は別人だろう。博物館前の場合はまだ許せるが、それにしても日本と同じ植え方で育つはずがない。いずれも素人のやり方である。

〈修行僧が使った洞穴のある岩山の谷沿いに10本ほど桜?の枯れた苗木が立っていた。〉


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