たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

高倉山(1143.7m)ブナの黄葉

2010-11-12 21:18:04 | Weblog

2010年11月12日(金)、今日も新潟は曇り時々雨という予報。会社を出るときにはポツポツ雨が降り出した。しかし、南魚沼の現場に着く頃にはだんだん明るくなって陽も差してきた。高倉山に取りつく頃には先週に続いて快晴となる。周囲の山々は先週より一層白さを増している。

 今日は全く登山道の無い尾根から、山頂直下の崩壊地を目指そうというものである。登り始めて30分くらいのやせ尾根にアカマツの大木が数本点在している。調査地ではスギ以外の針葉樹を初めて見た。昔はきっとこの尾根筋はアカマツが多く分布していたに違いない。今は、ミズナラもほとんどがナラ枯れ(カシノナガキクイムシの被害)にあって枯れてしまっている。したがって比較的緩傾斜(と言っても30度前後はある)の尾根筋はほとんどブナが優占している。

 3時間かかってようやく標高1,000m付近の目的地周辺に到着。1時間かけて周辺を調査したが航空写真にある崩壊地らしき場所は見つからない。結局今日も植生調査だけを行って引き返さざるを得なかった。帰りは近道をしようと調査地外のスギ造林地を下っていったが、結局当てにしていた作業道が見つからず、ひどい藪や小さい沢に迷い込み、結局遠回りとなって30分以上も予定より時間がかかってしまった。おまけに沢で滑って転んで水たまりに尻もちをつき、パンツまでずぶ濡れとなる。急がば何とやらである。大いに反省!

〈標高700m付近まではブナの黄葉の盛りである。カエデ類モ結構あったが、赤くなる紅葉は少なかった。〉

〈雪圧で根元がつぶされたブナ。近くのブナは比較的真直ぐ伸びている。成長期と豪雪のタイミングか?〉

〈阿寺山(正面)とハ海山を結ぶ稜線や背景の山々は先週より白さが増している。〉

〈標高800 mを超えると、ブナはほとんど落葉してしまっている。〉


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