2015年9月 21日(月) 40年ぶりに五頭山912.5mに登る。 40年前は子供たちがまだ小学校に上がる前だったし、今年90歳になる母も一緒だった。 その頃の母はまだ50歳だった訳だから、今の私よりずっと若かった頃だ。 出湯温泉近くの林道を少し登ったところにある五ノ峰コース登山口と書かれた案内板のある駐車場から登りはじめる。 40年前の記憶は定かではないが、当時の登山道とは違うようだ。 五合目には見覚えのある烏帽子岩が出てきた。 やはり昔と同じ登山道tらしい。 四合目を過ぎたあたりからブナ林が現れ始めたが、山頂近くまでに見たブナ林には実を付いている木はなかった。 やはり今年はブナの大豊作年とは言えないようだ。 山頂には九州から飛行機で来ているグループもいて眼下に広がる広大でまっ平な田園風景に感動していた。 ツアーガイドらしい女性が、「残念ながら今日は飯豊連峰の山並みは見えませんが…」と、山頂からのパノラマ景観を説明していた。 出湯温泉の登山口から登り2時間20分、下り2時間であった。 来るときは送ってもらったが、帰りはバスである。 昔は新潟市から出湯温泉行きの直通バスがあったような気がするが、今は水原で阿賀野市の市営バスに乗り換えなければならない。 しかし両方とも1時間以上間隔があいている上、接続しているわけでもないので利用できない。 JR羽越線もさらに本数は少なく利用しづらい。 この山も公共交通を利用する登山者を想定しいないことが良くわかる。 仕方がないので水原までタクシーを使い、そこから新潟交通のバスで新潟駅まで行くことにした。 登山者は地元に金を落とすわけではないので仕方がないか、と思いつつも、もう少し何とかしてもらいたいものだ。
「
〈登山道の最初は比較的良く手入れされた杉林を行く。〉
〈五合目の烏帽子岩は記憶があった。〉
〈ブナ林は裏五頭より規模は小さいが、中腹から上部に多い。実は付けていなかった。〉
〈山頂から新潟(越後)平野を一望できるが、今日はやや霞んで見える。〉