2011年1月24日(月)、昨年末までに実施する予定だった新潟大学五十嵐キャンパスのクロマツ林の調査を1ヶ月遅れで実施した。林床は雪で覆われているのにミヤマガラスの糞の匂いが林の周辺にも漂っていて臭い!養鶏場の近くにいるみたいな匂いがする。鶏糞より生臭くていやな匂いである。時折マツの枝から雪がバサッと落ちてくるが、糞も一緒だと思うと気持ちが悪い。せっかく林内を整備しても、この匂いでは人は近づかないだろう。
ただし、幸いこのカラスは越冬のため日本に飛来する渡りの冬鳥なので、もうしばらくすればいなくなるはずだ。今が一番臭い時期かもしれない。とにかく、この現場に一日いたら、着ているものに匂いがしみついて取れなくなる。1時間もすると鼻が慣れてきてあまり気にならなくなってきたが、急いで調査を終わらせ早々に撤退した。毎年こんな状態だと窒素過多でクロマツが弱るのではないかと心配になる。そのせいかクロマツより林床のヤブツバキやタブなどの常緑広葉樹の元気はいい。
〈枝からの落雪を気にしながら調査を行う。〉
〈林床にはヤブツバキが多く、二段林のようになっている。〉