a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

研究会の使い方

2018年10月25日 | 研究生活
 前回のエントリーでは、私の報告の意図が、ある研究会では、あまり理解してもらえなかった話をした。

 が、私はそれは否定的に捉えていなくて、むしろよい経験だと考えている。

 自分の報告の内容が理解してもらえなかった場合、それは自分の文章表現に問題があったりして、それがうまく伝わらなかったことを知る良い機会になる。また、ごくまれなことだろうが、自分の意図が伝わらなかったのは、それだけ新しい問題に取り組んでいたからだともいえるかもしれない。

 ということで、自分の意図を理解してもらえなかった報告というものも重要な経験であると思う。

 それよりも、いつも同じ問題意識を共有していて、報告する側もそれを聞く側も、あらかじめ意図を理解しているという場も、議論を深める上では重要だが、それを外に発信するには別の場も必要だろうと考えている。

 ということで、前回のエントリーで話をした研究報告は、私にとって良い経験だったので、そう理解していただけると幸いである(笑)。

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