a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

アルチュセール著『再生産について』:書評会

2006年01月26日 | アルチュセール『再生産について』
 かつて私は、言語研究会という東大社会学の院生が組織する研究会の連絡人をしていたのですが、そちらで今度、アルチュセール著(西川長夫他訳)『再生産について』平凡社刊、の書評会を開かせていただくことになりました。  評者には、橋爪大三郎先生を向かえ、また西川長夫先生をはじめとした共訳者を討論者、また上野千鶴子先生も出席の予定。  書評会:アルチュセール著     『再生産について―イデオロギーと国 . . . 本文を読む

アルチュセール著『再生産について』:宣伝

2006年01月22日 | アルチュセール『再生産について』
再生産について―イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置平凡社このアイテムの詳細を見る  すみませんが、宣伝です。(実際は、アマゾンの写真入リンクを作成することができることを試したかっただけなんですけど)  西川長夫先生、また私を含めた4人の仲間で翻訳したものです。興味がある方は、上のリンクからアマゾンへジャンプできます。 . . . 本文を読む

フェルメール、とそれからスピノザも

2006年01月19日 | etc.
 本当は、先日のパリ郊外暴動の特集の際に、クローズアップ現代に出演していたヴィエヴィオルカについて、書くつもりだったのだけど、あるサイトを見ていて、考えを変えた。  それは、松岡正剛氏のサイトなのだが、そこでフェルメールについて触れられていた。さすが、芸術に造詣の深い氏ならではの文章(長いので、私は後半部分はとばし読みをしてしまったが(^-^;)。で、出来れば、氏も言うとおり、スピノザにまで言及 . . . 本文を読む

パリ郊外の暴動をめぐって

2006年01月16日 | 社会問題
 先週の水曜日だったと思うが、NHKで平日の午後7時半から放送されている番組、『クローズアップ現代』で、昨年11月パリの郊外で巻き起こった一連の暴動事件のその後について、特集でレポートされていた。移民系の住民をめぐる差別の問題、そこから噴出する不満が、彼らの側から非常にうまく描かれていた。良くできたレポートだったので、ビデオに録画したものを講義で学生達に見せた。  ただし、非常に良くできたレポー . . . 本文を読む

語学について:その2

2006年01月09日 | etc.
 語学については、少々こだわりがある私だが、今日は、先日第二シリーズがはじまった、『ハートで感じる英文法会話編』毎週木曜11:10~11:30について。“英文法をイメージでとらえよう”というのがコンセプトで、今回は第二シリーズ。第一シリーズが昨年の夏だったから、早くも第二シリーズが作られるほどに人気があったのだろう。「ネイティブスピーカーの英文法」等の著者大西泰斗さんが講師で、ネットで調べたところ . . . 本文を読む

いろいろ難しい(^^;

2006年01月02日 | 研究生活
 新年明けましておめでとうございます。  冬の休みに入り、なんとなく手持ち無沙汰の日々を送っていたのだが、そうした生活に慣れていないため、生活のバランスを崩してしまう、、、。ということで、お正月の雰囲気など全く無視し、日々の研究生活へ、、。と言うと、えらい勤勉家のように思われるかもしれないが、実際のところは貧乏性なだけ。  ただ、その研究でも、方向性で、いろいろ難しい。一つは、仏人の友人と進め . . . 本文を読む