a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

イザベル・アジャーニ主演『ザ・フォース』

2014年12月26日 | 映画
ザ・フォース [DVD]クリエーター情報なしファインフィルムズ  この映画、いわゆる「仏映画ファン」の嗜好には合わない映画かもしれない。  一般的には、リュック・ベッソンの『タクシー』の成功以降、仏でも娯楽的な映画が増えてきたとされている。が、私自身は、もとよりそうした仏映画もあったものがベッソン以降に海外に輸出され、仏国外の人々の認知も広まったのではないかと思う。  映画とは、芸術でもある . . . 本文を読む

ゆがんだクリスマス? あるいは、ゆがんだ西欧化?

2014年12月25日 | 社会問題
 昨日はクリスマス・イブだったが、私はキリスト教徒ではないので、特別なことはしなかった。なんていうことを言うと、「頑固者」あるいは「へそ曲がり」という風に思われるかもしれないが、それは下のような経験があるから。 かつて書いた、クリスマスに関する話  何年か前に書いたエントリーなのだが、読んでもらえるとおもしろいかも(笑)。 . . . 本文を読む

セレステ&ジェシーを見る

2014年12月24日 | 映画
セレステ&ジェシー [DVD]クリエーター情報なしHappinet(SB)(D)  私は、いわゆるラブコメに分類される映画が嫌いではないようである。個人的には、ラブコメ的な宣伝をうたれる映画というのには興味がわかないのだが。  この映画、いわゆるラブコメ的な映画ではないが、やはりラブコメに分類されると思う。つまり、出会いがあって、いろんな葛藤を乗り越えて結婚するという映画ではなく、仲の良いカッ . . . 本文を読む

ウッディ・アレン『恋のロンドン狂騒曲』

2014年12月15日 | 映画
恋のロンドン狂騒曲 [DVD]ウディ・アレンKADOKAWA / 角川書店  ウッディ・アレンの『恋のロンドン狂騒曲』を見た。  ウッディ・アレンは嫌いではない監督の一人。何気ない日常をうまく切り取ってドラマに仕立てる。この「何気なさ」が、リアルさを生み出しているのだと思う。ただ、ニューヨークを舞台として作られた映画ではその「何気なさ」が、「ありきたりさ」になってしまっていたように思う。そうい . . . 本文を読む