a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

映画『トゥモローランド』を観る:未来について考えさせられた

2018年12月15日 | 映画
トゥモローランド [DVD]クリエーター情報なしウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社  NHKBSで、先日、ジョージ・クルーニー主演の映画『トゥモローランド』が放送されていて、それを録画していたのを最近観たので、それについて。  例のごとく、私の映画評は、映画について語ることはなく、自分の感想について語っているので、そのつもりで。  というのも、この映画を観ていて、それぞれの時代で、いかな . . . 本文を読む

「黄色いベスト運動」について、その3

2018年12月11日 | 社会問題
 黄色いベスト運動について、続けます。  仏の人々が何について怒っているのか、次の記事を読むとわかります。  怒る地方「辞任か革命か」 仏大統領悩ます黄色いベスト  抗議行動の内実というか、実際にどういった人々が参加しているのか、また参加者に対する周囲の人々の支持の様子もわかります。記者が、取材のためにガスマスクを買おうとしたところ、店員から「デモに参加するんですね」とウィンクされたとか。 . . . 本文を読む

「黄色いベスト運動」について、その2

2018年12月05日 | 社会問題
 黄色いベスト運動について、続けます。  この運動が特異なのは、インターネットから始まった自然発生的な運動であること。だから、運動のリーダーや代表者がいるわけでもなく、仏政府が「代表者」とされる人間をエリゼ宮(仏大統領官邸)に呼んでも、交渉ができるわけでもないし、運動の広がりをコントロールでき訳でもない。  そのことは、日経の記事でも指摘されている(有料記事です)。 仏デモ、SNSで急拡大 . . . 本文を読む

「黄色いベスト運動」について

2018年12月03日 | 社会問題
 仏で現在問題となっている「黄色いベスト運動」。  現在では、先日のシャンゼリゼのデモが問題となって、新しい局面に入っていますが。  基本的には、インターネットから自然発生的に始まり、直接的には高いガソリン価格(とその税金)に反対すること端緒だったのが、様々な社会的不満を巻き込んで、シャンゼリゼを占拠するような大きな勢いになっています。この運動には様々な側面があって、また、メディアの等その扱い . . . 本文を読む