原著と翻訳んもどちらかを参照するか? これは結構大きな問題である。
ただし、「大きな問題」と言っおきつつ、私はこれについてたびたび姿勢を変えたりしている(苦笑)。
かつては、「研究するなら原著をベースに。」と考えていた。そして、「翻訳は、厳密性よりも一般読者にわかりやすく」を旨とすべき、そう考えていた。
ただ、最近は、「翻訳があるのは、なんて便利なのだろう!」、そう思う。
実際、 . . . 本文を読む
久しぶりの更新。ここ最近は、訳あってルソーを中心に文献を読んでいる。ただ、少し前にはブルデューを中心に読み進めていた。
で、遅ればせながら、ブルデューの『パスカル的省察』の邦訳を手に取ってみる。
パスカル的省察 (ブルデュー・ライブラリー)ブルデュー藤原書店このアイテムの詳細を見る
この本、原著で読んでいたのだが、日本語での発表となると、当然ながら邦訳にも目を通しておく必要があるため、 . . . 本文を読む
似たような言葉でも、ニュアンスの違いがあることで、大きな問題になることがある。そのことについて話を。
これは私の留学の二年目のこと。一年目は散々な生活だったものの、二年目にはどうにか仏語も良くなり、さらに周囲には何とか話の出来る友人も出来はじめた。さらに幸運なことには、何を間違えたか、哲学科に日本の哲学者、西田について研究したいという仏人が入ってきた(日本滞在経験有りの人)。パリならともかく、 . . . 本文を読む
言葉について、このところ連続的にエントリーを書いているけれど、熱にうなされたように?(笑)、そうしたことを考える時期がある。
外国語でものを書く場合、どこまで「文体」に気を配るべきか? この問題は、私がここ数年頭を悩ませている問題である。正確には、留学の際に悩まされた問題、と言うべきで、その後もそれが強迫観念のようにつきまとってきたわけなんですが。
まあ、実際のところは、外国語で書くとき . . . 本文を読む