『時間稼ぎの資本主義』を読む(その2) 2020年06月07日 | 読書 時間かせぎの資本主義――いつまで危機を先送りできるかヴォルフガング・シュトレークみすず書房 シュトレークの著作について、続きを。 この著作は、ハバーマスの社会理論が70年代以降の資本主義を自明の前提としているとして、それが現在の社会を是認することになったと批判している。これにたいして、ハバーマスは、その内容について批判するのではなく、シュトレークの分析が事後的であり、当時の同時代性を忘 . . . 本文を読む