このblogのリンクが、2チャンネルのある掲示板のスレに貼ってあったのを発見。誰が貼ったのかわかりませんが、ちょっとありがた迷惑です。たしかにアクセスが増えるのはいいのですが、でもあまりにいろいろな人にアクセスされても……、とちょっと困惑してしまいました。
と考えたのですが……
上のリンクが貼られたのは昨日の昼過ぎのようですが、昨日のアクセスはそれほど多くはありませんでした(むしろ、いつ . . . 本文を読む
アルチュセールの国家のイデオロギー装置概念が、ブルデューの『再生産』に多くの影響を与えたことは容易に想像できることですが、彼の遺稿『再生産について』(西川長夫他訳 平凡社)の編集をしたジャック・ビデは、アルチュセールが『学校』(未刊行)というタイトルの著作を計画しており、実際の調査にも弟子たちを使って着手していたと述べています。また、私が参加させていただいたこの『再生産について』邦訳には、バリバ . . . 本文を読む
ブルデューが死んだのは2002年でしたから、もう3年がたつんですね。時間が流れるのは早いものです。フランスには、France cultureという教養ラジオ局があって、そこでは時々デリダが出てきたり、あるいはフーコーやドゥルーズの講義が放送されていたりするのですが、そこではブルデューの死去の際には、様々な番組が企画されていました。そこで、ブルデューと親交の深かったシャルチエが、ブルデューの死去に . . . 本文を読む
この著作は、社会学という社会科学が成立しようとしていた時代に、その学問としての科学性を確立せんがために著した著作です。ここで説明されているのが、「社会的事実をもののように扱う」という彼の有名な社会学的態度です。
ということで、社会学をこれから勉強しようと思っている人には、社会学という科学がいかなる苦難の道を経つつ、その科学性に関わる議論を進めてきたのかを知るために最良の著作でしょう。 以上 . . . 本文を読む
アルチュセールのイデオロギー論草稿『再生産について:イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置』平凡社の紹介、今回は第二章を紹介します。
アルチュセールの「国家のイデオロギー装置」概念というのは、とりわけ文化研究の文脈に置いて多く援用されておりますが、この第二章は、そうした文脈とは異なった議論を展開しております。生産様式というのは、とりわけ伝統的マルクス主義に置いて中心的な概念ですが、まさにこの . . . 本文を読む