a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

『複数的人間』ライール著

2013年11月09日 | 読書
 今回は、久しぶりに本の紹介を。 ポストブルデューの社会学の第一人者として注目されているベルナール・ライールによる著作。翻訳は、お世話になっている鈴木智之先生である。 複数的人間: 行為のさまざまな原動力 (叢書・ウニベルシタス)ライール法政大学出版局  ブルデューのハビトゥス概念を批判的に継承しようとするもの。ハビトゥスが身体的な側面を強調しすぎる点を、実証に基づきつつ、また理論的検討も . . . 本文を読む

訃報:西川長夫先生

2013年11月02日 | 研究生活
 先ほど『再生産について 上 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)』を共訳した仲間より連絡があり、一緒に仕事をさせていただいた西川先生の訃報を知りました。  新聞でも以下のように報道されています。  訃報:西川長夫さん79歳  昨今の社会状況を考えると、先生のような方を失うのは痛手であると感じております。  ご冥福をお祈りします。 . . . 本文を読む