a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

新仏大統領をめぐって:でも別の問題に話が移って

2007年05月22日 | 社会問題
 仏の大統領選は、結局サルコジが勝利し、その後、すぐめるけるに会いに行ったり「新しいスタイル」の数々をメディア的に披露している最中のよう。ジョギング姿とか。ちなみに、サルコは健康オタクで、アルコールは飲まないのだとか。  F2のニュースでは、「あれは新しいというより、アメリカスタイル」といったことを言っていた。しかし、アメリカを意識するなら、先取りをして、「ヨガ」でもやれば良いのに。  実を言う . . . 本文を読む

コント

2007年05月12日 | 読書
 今年度はある大学で社会学史の講義を担当させてもらっているのだが、5月に入ってそろそろコントが終わろうとしている。これは、「学説史」の進み具合としては早いのだろうか? それとも遅いのだろうか?  他の先生方と話をしたときには、多くの方が、「コント」から話を起こすと言っていたが、私は仏革命&市民社会の成立から話を始めた。なぜかというと、コントの議論が成立する社会背景について学生に知ってもらいたかっ . . . 本文を読む

仏大統領選挙:その2

2007年05月06日 | 社会問題
 さきほどNHKのニュースでも、投票が始まったことが伝えられておりました。締め切りは日本時間で明日の午前3時とか。で、即日開票です(というか、その場で開票?みたいな場所もあったと記憶してる)。かなりの注目を集めているようですが。  やはりサルコジ有利で投票日に突入の模様。  仏では、諸々の制度が、政権や政治家が替わるたびにコロコロ変更されるようですが、在仏の日本人の方はサルコジが大統領になった . . . 本文を読む

仏大統領選挙について

2007年05月05日 | 社会問題
 仏大統領選挙の投票日が日曜日に控えている。一応は、仏社会を、もしくは仏社会を対象とした理論なり思想なりを研究の対象としている者としては、自分なりの見解をはっきりさせておくべきなのかもしれないと思い、今このエントリーを書いている。  ただ、どういった人々を対象とするかで、書く内容や立場が違ってくるので、その点で躊躇をしている。  仏に住む日本人のblogなどを見ると、やはりロワイヤル支持が多いし . . . 本文を読む

『マリー・アントワネット』

2007年05月01日 | 映画
 昨日のエントリーは、オーランド・ブルームとキルスティン・ダンスト主演の『エリザベスタウン』について。今日のエントリーは、おなじキルスティン・ダンスト主演で、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』について。 マリー・アントワネット (通常版)東北新社このアイテムの詳細を見る  この映画、「評価」がなんとなく難しいところ。必ずしも歴史的記述にこだわるものではないが、しかし出来事の時系 . . . 本文を読む