故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

至福の時は案外短い

2023-06-09 09:13:56 | よもやま話

「果てなき乙女心」が絵のタイトルです。
自分の目に狂いはなかった。
そういうことにしましょうね。


今日のタイトルは、「至福の時は案外短い」

残っているトロ芋の皮を丁寧に剥き擂る。
納豆に味噌汁を少し入れ擂ったトロ芋も入れ混ぜる。
残った煮ものと天ぷらを弱火で温める。
やはり残り物の大根と人参の酢の物のラップを外す。
塩こうじに漬けた大根と胡瓜を取り出し、水洗いし口に入れる大きさに切る。
自前のドレッシングで和え、鰹節を振る。
ジャガイモに榎茸とあげを加え、味噌汁にする。
朝早く炊きあがっているご飯に少し水を加え二度炊きします。
ふっくらご飯になります。
これだけで、一時間以上かかります。

ところが、食べるのは15分です。
朝ドラの間に食べ終わってしまいます。
美味しいねも、一瞬のことです。

恋愛も、「ああ、いいな」と一瞬の眩暈です。
それからの長いこと。
共に白髪まで行けば、幸せです。

ところが、遊ぶにも働くにも、長ーっく付き合えるものを見つけました。
ものづくりです。
例えば、農業。
種を植えました。
蝶々が寄って来て卵を産み、地中にいる根きり虫に茎をぷっつん切られます。
豆なら蔓が伸びてきて支えの竹を準備する。
葉物なら、鳥に突かれないよう網をする。
この辺りのカラスは、ジャガイモを掘り出し、皮だけ残し食べてしまいます。
今年の出来はよくないな。
来年リベンジです。
土から作ろうかとなります。
イノシシや鹿に、顔の見えない人であったり、収穫までのライバルは無限です。
収穫後だって、虫に食われ、寒さにやられます。
長い長い。
そして、草を二週間ごとに刈り、面倒です。

神様にお供えする物が今年も採れた。
お神酒で祝い、おすそ分けで生き延びる。
森羅万象、一瞬のためだけに生きています。

2023年6月9日
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