故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

なんでも話せる

2024-03-27 17:49:39 | よもやま話

彼岸なので、遅ればせながら墓参りをしました。
お前さん、「やることがいっぱいある」(絵のタイトル)だろうとは言われませんでした。
いつ、こっちに来るんだいとも言われませんでした。
もう少し、自由に生きてよいんだなと思いました。


何度も書いてきましたが、記憶が怪しくなってきて、「嘘の上塗り」はできなくなりました。
夫婦の間でも、これ言っちゃまずいかなもありません。
その時言わないと、もう聞いてもらえる機会が失われます。
なにしろ、隣の部屋まで行って、「あれ、なにしに来たんだっけ」ですから。

今日のタイトルは、「なんでも話せる」です。
子供や近所の人と話す機会が増えました。
現役時代は、意外と話す機会が少ない方たちです。
出かけるときも帰った時も、星が出ていました。
休日も毎週仕事でした。
子供たちとは、もっぱらかみさんを通じて話していました。
近所の方たちとも会う機会がありませんでした。
仕事馬鹿でした。

子供たちを「さん」付けで呼ぶようになりました。
敬意も払い、対等です。
亡くなったかみさんの分も相談に乗ります。
墓場までの話も今や曖昧になりつつあります。
やらかしたことも許してもらえる。

テレビに話しかけることも続きません。
屋外で作業をしていれば、近所の方が話しかけてくれます。
若いころは、大人たちに話されるのが苦手でした。
どう答えても、悪だくみを見透かされてるような気がしたものです。
子供たちは、なにやかやと安否確認をしてきます。

これ以上望むことも少ない。
お金より大事なものがあると気づいてからは、なんでも話せるようになりました。
年寄りたちの会話は、先がない分正直です。
繕ったって、歩く姿をみれば推測がつきます。
嫌いな人とは話さなくてもすみます。
これからも、そんな風に生きていけると嬉しい。

2024年3月27日
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