彼岸なので、遅ればせながら墓参りをしました。
お前さん、「やることがいっぱいある」(絵のタイトル)だろうとは言われませんでした。
いつ、こっちに来るんだいとも言われませんでした。
もう少し、自由に生きてよいんだなと思いました。
何度も書いてきましたが、記憶が怪しくなってきて、「嘘の上塗り」はできなくなりました。
夫婦の間でも、これ言っちゃまずいかなもありません。
その時言わないと、もう聞いてもらえる機会が失われます。
なにしろ、隣の部屋まで行って、「あれ、なにしに来たんだっけ」ですから。
今日のタイトルは、「なんでも話せる」です。
子供や近所の人と話す機会が増えました。
現役時代は、意外と話す機会が少ない方たちです。
出かけるときも帰った時も、星が出ていました。
休日も毎週仕事でした。
子供たちとは、もっぱらかみさんを通じて話していました。
近所の方たちとも会う機会がありませんでした。
仕事馬鹿でした。
子供たちを「さん」付けで呼ぶようになりました。
敬意も払い、対等です。
亡くなったかみさんの分も相談に乗ります。
墓場までの話も今や曖昧になりつつあります。
やらかしたことも許してもらえる。
テレビに話しかけることも続きません。
屋外で作業をしていれば、近所の方が話しかけてくれます。
若いころは、大人たちに話されるのが苦手でした。
どう答えても、悪だくみを見透かされてるような気がしたものです。
子供たちは、なにやかやと安否確認をしてきます。
これ以上望むことも少ない。
お金より大事なものがあると気づいてからは、なんでも話せるようになりました。
年寄りたちの会話は、先がない分正直です。
繕ったって、歩く姿をみれば推測がつきます。
嫌いな人とは話さなくてもすみます。
これからも、そんな風に生きていけると嬉しい。
2024年3月27日
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