故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

格差社会の生き残り作戦

2015-11-24 01:16:18 | よもやま話
  
会社は、どんどん大きくなります。
会社は、分社化されます。

経営に携わるほんの一部のものだけに、富が集中されて行きます。
会社は、余剰資金を海外に回し利益を得ます。
会社全体としては利益が出ているけど、分社化した国内の会社には分配されません。
統合する会社(本社)と株主に分配されます。
ほんの一つかみの利益が従業員に流れてきます。

社員と契約社員では、最初から待遇が異なります。
同じ仕事をしても、賃金は大きく違います。

資本を持つものは、賃貸の必要がありません。
親の代からの土地家屋で暮らすことができます。
余った資本は国債に流れ、税金から利子を得ることができます。

さらに格差は広がるのです。
ほんの一部の金持ちにお金が集まる構造になっています。
お金を持っているものは、ロビー活動ができ、
自分たちに有利なように法改正ができます。

では、持たざる者はどうすれば良いのか。
暮らし向きが違うことを最初から受け入れるのです。

携帯電話もやめる。
広いスペースも諦める。
自家用車もやめる。
情報の入手もやめる。
便利な生活からなるべく遠ざかるのです。

地方都市で生活したことがありました。
一家で稼ぐのは、三人。
お父さんは地元の会社で、
お母さんは農協で、
おじいちゃんは役場でそれぞれ働いていました。
三人合わせて、ゆうに年収1,000万円を越えていました。
自前の田んぼで米を得て、野菜を作り、先祖代々の家を継承していました。

一家に入る収入は、都会生活者(優良企業に勤務)の給料と変わりませんでした。
出ていくものが違うのです。
確かに便利ではありません。
友人も限られてきます。

私は、友人たちと付き合うために都会に残る必要はないと考えます。
都会の人が、地方に出て遊ぶのです。海に山へ週末ごとに出かけます。
友人が、都会から地方に来ればよいのです。
友人とも、頻繁に会うわけでもないのです。

金がなければ、便利な都会生活も色あせてきます。
会社に行くのに1時間30分は、普通です。
地方にいると30分で職場に行けます。
年間500時間(250日労働x2時間/日=500時間)も違うのです。
金額にして150万円(3,000円/時間x500時間/年=150万円)も無駄にしているのです。
地方であれば、その年間500時間で野菜が作れるのです。

地方に多くの人が帰ることで、公共の設備(交通機関、公共施設)が充実してくるのです。
情報も、インターネットで十分取得可能です。
食べるものも、大企業が製造するものをやめれば良いのです。
庭先で採れるもので暮らせばよいのです。
余った時間で、趣味の手芸で着るものを創れば良いのです。

ドイツでは、国策なのか人口30万規模の都市が全国に配置されています。
地方都市は、公共施設も観光(エンターテイメント)も、ほとんどの機能を有しています。
移動の手段も簡便です。飛行機料金は安いし、高速道路はただです。
年間5,000円~10,000円の税金を払うことで高速道路を利用できるのです。
都市には、いろんな設備が整っているので、遠くへ行く必要もないのです。
一度も国外に出たことがないと、グローバル企業で働いている社員がいました。
出る人は出て、出ない人は出なくても良いのです。

マイスター制度があり、地方都市でマイスターを取得しても全国共通の資格なのです。
マイスターで職場での扱いも賃金も決まるのです。

格差社会を助長する仕組みから遠ざかることで、格差社会から抜け出せるのです。
格差社会が作る仕組みにしがみつく必要はないのです。

不便さが、しがらみから逃れられる分、逆に便利なのです。

私は、そのような生活を実践したいし、
多くの若者が低賃金でも暮らしやすい環境を作りたいのです。

故郷とは 遠くにありて もう古い

2015年11月24日

(投稿後の感想)
確かに道は険しいかもしれません。
大企業なんてくそくらえです。
強い中小企業は、ニッチの世界で大活躍できるのです。
多くのグローバルな中小企業は、大都会にはいないのです。
最新情報を入手する必要がないからです。
何故なら、自らが情報発信基地なのです。

これからゴルフに出かけます。
その前に少しだけ休むことにします。

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