会社は、どんどん大きくなります。
会社は、分社化されます。
経営に携わるほんの一部のものだけに、富が集中されて行きます。
会社は、余剰資金を海外に回し利益を得ます。
会社全体としては利益が出ているけど、分社化した国内の会社には分配されません。
統合する会社(本社)と株主に分配されます。
ほんの一つかみの利益が従業員に流れてきます。
社員と契約社員では、最初から待遇が異なります。
同じ仕事をしても、賃金は大きく違います。
資本を持つものは、賃貸の必要がありません。
親の代からの土地家屋で暮らすことができます。
余った資本は国債に流れ、税金から利子を得ることができます。
さらに格差は広がるのです。
ほんの一部の金持ちにお金が集まる構造になっています。
お金を持っているものは、ロビー活動ができ、
自分たちに有利なように法改正ができます。
では、持たざる者はどうすれば良いのか。
暮らし向きが違うことを最初から受け入れるのです。
携帯電話もやめる。
広いスペースも諦める。
自家用車もやめる。
情報の入手もやめる。
便利な生活からなるべく遠ざかるのです。
地方都市で生活したことがありました。
一家で稼ぐのは、三人。
お父さんは地元の会社で、
お母さんは農協で、
おじいちゃんは役場でそれぞれ働いていました。
三人合わせて、ゆうに年収1,000万円を越えていました。
自前の田んぼで米を得て、野菜を作り、先祖代々の家を継承していました。
一家に入る収入は、都会生活者(優良企業に勤務)の給料と変わりませんでした。
出ていくものが違うのです。
確かに便利ではありません。
友人も限られてきます。
私は、友人たちと付き合うために都会に残る必要はないと考えます。
都会の人が、地方に出て遊ぶのです。海に山へ週末ごとに出かけます。
友人が、都会から地方に来ればよいのです。
友人とも、頻繁に会うわけでもないのです。
金がなければ、便利な都会生活も色あせてきます。
会社に行くのに1時間30分は、普通です。
地方にいると30分で職場に行けます。
年間500時間(250日労働x2時間/日=500時間)も違うのです。
金額にして150万円(3,000円/時間x500時間/年=150万円)も無駄にしているのです。
地方であれば、その年間500時間で野菜が作れるのです。
地方に多くの人が帰ることで、公共の設備(交通機関、公共施設)が充実してくるのです。
情報も、インターネットで十分取得可能です。
食べるものも、大企業が製造するものをやめれば良いのです。
庭先で採れるもので暮らせばよいのです。
余った時間で、趣味の手芸で着るものを創れば良いのです。
ドイツでは、国策なのか人口30万規模の都市が全国に配置されています。
地方都市は、公共施設も観光(エンターテイメント)も、ほとんどの機能を有しています。
移動の手段も簡便です。飛行機料金は安いし、高速道路はただです。
年間5,000円~10,000円の税金を払うことで高速道路を利用できるのです。
都市には、いろんな設備が整っているので、遠くへ行く必要もないのです。
一度も国外に出たことがないと、グローバル企業で働いている社員がいました。
出る人は出て、出ない人は出なくても良いのです。
マイスター制度があり、地方都市でマイスターを取得しても全国共通の資格なのです。
マイスターで職場での扱いも賃金も決まるのです。
格差社会を助長する仕組みから遠ざかることで、格差社会から抜け出せるのです。
格差社会が作る仕組みにしがみつく必要はないのです。
不便さが、しがらみから逃れられる分、逆に便利なのです。
私は、そのような生活を実践したいし、
多くの若者が低賃金でも暮らしやすい環境を作りたいのです。
故郷とは 遠くにありて もう古い
2015年11月24日
(投稿後の感想)
確かに道は険しいかもしれません。
大企業なんてくそくらえです。
強い中小企業は、ニッチの世界で大活躍できるのです。
多くのグローバルな中小企業は、大都会にはいないのです。
最新情報を入手する必要がないからです。
何故なら、自らが情報発信基地なのです。
これからゴルフに出かけます。
その前に少しだけ休むことにします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます