故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

大人たちの本気

2015-10-30 08:09:53 | よもやま話
  先輩の家の庭に咲いていた「大文字」です。

   
懐かしのフォークソングを聞きました。

オリジナルの歌をジャズやシャンソン風ににアレンジしていました。
新鮮でした。

作詞家が、ラジオのゲストとして出演されていました。好きな歌を3曲選びました。
作詞家としてみたそれぞれの歌を話されていました。
選んだ曲は、「大阪で生まれた女」、「なごり雪」と「津軽海峡・冬景色」の3曲でした。

大阪で生まれた女は大阪を「よう出ていかん」といってたのが、
「東京に出ていくと決めた」と歌う場面では、標準語になっていたと解説されました。

なごり雪では、男性の気持ちを女性が歌う試みをされたとも。
「去年よりずっときれいになった」は、女の人には伝えていないだろうとも。

津軽海峡の歌は、阿久悠というプロフェッショナルが書いた完璧な詩だと解説されました。
五感に訴える計算しつくされた歌詞であると。

今日のテーマは、「大人たちの本気」です。

歌手の方々は、売れた歌を長く歌い続けられます。
それで人生が変わったとも言えるようなヒット曲です。
カルメン・マキさんの歌声を久しぶりにライブ放送で聞きました。
「時には母のない子のように」。
それなりに歳を重ねていました。
若い時に聞いた歌声とは違いました。
しかし、今の方が滲みるように入ってきました。

確かに、若い人は元気で勢いがあります。
しかし、「本気度」から言えば、今少し年寄りの方に分があるように思います。
歌詞の意味が分かっているからでしょうか。
そりゃ、若い人の声は透き通るようで美しい。

大人たちは、もう失敗できないと知っています。
やり直す時間がないからでしょうか。
世の中のことを知っているからでしょうか。

フォークソングを歌っている歌手たちは、
昔のヒットソングだけでは生きていけないのです。
映像に出る彼らは、いつも同じ歌を歌っているように見えます。
大事に歌っているように私には聞こえます。
もう、歌えないかもしれないとも見えます。

若い人に、「本気でことに当たれ」と言う暇もないのが実情です。
若い人もライバルです。蹴落とすことはしません。
ライバルではあるが、教え子でもあります。
大事に育てなければなりません。

私は、もう少し働きます。
若い人のチャンスを奪っているかもしれません。
それだけに変なことは出来ないのです。
最高の仕事をしなければなりません。
そうでなければ申し訳ない。

大人は本気なのです。
毎日が精一杯なのです。
自分一人だけのことを考えて生きていけないのです。

私は、とうに「親離れ、子離れ」は卒業しました。
これからは、自分の生きざまを磨きたいのです。
若い人に、越えられるものなら越えてみろと言いいたいのです。
できるだけ高いハードルでいたいのです。

できるでしょうか。


ぴょんぴょんと 少し軽めの 重い靴

2015年10月30日

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