絵のタイトルは、「まだまだ」です。
まだまだ残りがあるのか。
まだまだ熟れるまで少し時間が必要なのか、意味不明のタイトルです。
きっと、まだまだ自分は生きることができると、思ったに違いない。
あと30分もすると、カフェで料理の下準備の開始です。
11時のオープンと同時に、20人の昼食会が始まる。
朝ごはんは、カフェで作るまかない料理となるでしょう。
今日のテーマは、「手を抜く」です。
「手抜き」とは、
しなければならない手続きや手間を故意に省くこと。「仕事を手抜きする」「手抜き工事」
囲碁・将棋で、普通なら応手すべき所を省いて他の好所に着手すること。
仕事の手が休まること。暇になること。
(デジタル大辞泉より)
まずは、手を抜く準備です。
忙しくなるのは分かっている。朝ごはんを抜く。
仕事着が乾いていなくても着て、開店までに体温で乾かす。
これはやめ。少なくともしなければならないことを手早く拾い出す。
漏れても仕方がないと、心の準備と言い訳を考える。
実際に手抜きにかかる。
手抜きをしようとすると、違う世界が見えてくる。
発想が斬新になり、エッセンスだけのものになる。剪定や盆栽がよい例である。
ルーチンワークに慣れていた手をそっと休めて、もっと簡単にならないかと考える。
考えるだけでは進まないので、やってみる。
監督業を椅子に座らないでやる。草抜きしながら現場の周りをうろうろするのもその一つ。
職人の邪魔にならないように、仕事を見ながら一言励ます。
草を取ってる姿をさっき見たと、持ち場の監督が心配事を相談にくる。
工事の進捗状態を知るのに、手っ取り早い方法だった。
報告なんて待ってられない。自分で見る。報告会も短時間で済み、的確に指示できた。
囲碁・将棋で、普通なら応手すべき所を省いて他の好所に着手すること。
こんな発想が生まれるのです。
「手を抜く」ことは、実は疲れる。
今までのやり方を踏襲したほうが、考えることが少ない分楽なのである。
いつもとはいかない。
後ろに列ができるほど安全運転のばあさんが、孫の病気をみて病院まで暴走する。
時には、パトカーを追い抜くことだってへっちゃらです。
サイレンの音を聞いて、すべての車が道を開けてくれる。
病院に着いてから、速度違反の切符をもらう。
今頃、妻が格闘していることだろう。
洗濯物だけは干して出かけよう。
朝シャンの 走って乾く 駅で汗
2019年9月7日
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