故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

竹きり談義(Part2)

2020-07-02 16:22:02 | よもやま話

じゃが芋にも種類があります。
絵のタイトルは、「紫はメークイン」です。
我が家でも5種類のじゃが芋を植えました。
芽のところが赤みがかったキタアカリを多く作付けしました。
味がよくて、加工しやすいからです。
なんでも、やってみなければわからない。


今日のタイトルは、「竹きり談義(Part2)」です。
竹を切っても、利用しなければ粗大ごみと変わりません。
竹を切って、美観を改善することはできる。竹害を少しの間防ぐことができた。
そんな自己満足で終わります。

竹の成木は15~20mもあり、切ったばかりの重さは約40~50Kg/本です。
節数は60前後あり、枝は根元から5~6mより先にある。
枝の無い竹を加工するとしたら、4.5mで約15Kgとなる。
山から運び出すのも危険な作業であり、加工するのも容易ではない。

ネットで刃付き(ハンマーでたたいても割れない)の鉄・鋼製竹割り、大型230mmの
8つ割り山林道具を購入した。併せて両刃(3枚刃)の鉈も購入した。

妻からトマトが色づくかもしれないから早く屋根が欲しい。とせがまれた。
甘いトマトを収穫するには、極力与える水分を抑えなければならない。
やぐらは出来ていた。八割した竹(長さ1500mm)で垂木(ピッチ20cm)とし、梁に止めた。
野地板(9~12mm)、ルーフィング(防水シート)を省略し、ビニールシートを屋根とした。
ビニールシートが風に飛ばされないよう、8つ割り竹を上からシートを挿むようにして固定した。

出来上がり、雨を待った。
垂木のピッチが粗く、ところどころに水たまりができた。
垂木を足し、ピッチを10mmにした。水たまりはできなくなった。
屋根から落ちる水滴が、トマト近くの地面に落ちた。
これでは、トマトの根が吸い上げる。と妻が指摘する。
水滴が落ちる箇所とトマトの間の土に溝を掘った。
これでは、根が伸びきれない。栄養が摂れないと妻が指摘する。
それに、畑の上側から流れた雨水がここに集まるじゃない。
鋭い指摘と、外堀も掘った。
屋根端に沿って、水勾配をとり樋を付けた。竹の半割加工をし、節をハンマーで抜いたものを使った。
屋根の高い方からトマトに雨が当たる。と妻が指摘する。
屋根から1.5mばかりのビニールシートを張った。
8つ割り竹でバックアップも取り、シートが風で飛ばされないようにした。
風を入れたい時、固定したビニールシート(横張)が邪魔になると妻が指摘する。
ビニールシートの下端を8つ割り竹でを巻き取り(巻き取り数で高さ調整)、竹を柱に固定するよう改善した。

雨を待った。
屋根を伝う雨しずくは樋に集まり流れていく。
樋から出た水が、トマトの苗に近づかぬよう、また溝を掘った。

我が家の構築物は、妻の「あったらよいな」に始まり、
これでは「用をなさぬ」とダメ出しで改善される。
私は、ほとほと疲れるのである。

腹立つが 妻の期待に そいてこそ

2020年7月2日

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