故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

猪の解体

2022-08-04 03:24:42 | よもやま話

絵のタイトルは、「金目鯛」です。


島中で 年千駆除も 減らぬ害 

猪の肉が要るかと友人から電話がありました。
箱罠にかかった猪(30Kg)にとどめを刺し、軽トラに積んで友人の家に持ち帰りました。
今日のタイトルは、「猪の解体」です。

高圧洗浄機で毛皮を洗いました。泥水とダニをとるためでした。
腹を裂き、内臓を取り出しました。心臓と肝臓をはずし洗いました。
熱(40℃以上)を持つ内臓が破裂しない為でした。
高圧洗浄機でもう一度洗いました。血液を洗い流すためでした。
毛皮の水を切るため、少し放置しました。

四肢の爪を関節から落としました。
油を残しながら毛皮を剝ぎ取りました。
フィレ(インナーマッスル)をとりました。
四肢をとりました。
あばらとロースをはずしました。
それぞれの部位から骨をはずしました。

箱罠を仕掛けたのは、88歳の老人です。
しっぽ(5000円になる)を老人に返します。
解体で大切なことは、肉を清潔に保つことでした。
泥水と血を流し、肉に付いた水分を丹念に拭くことでした。
解体は、3時間で終わりました。
10Kg近い肉を持ち帰りました。
近所の方に2Kg分けました。
夏の猪は脂分が少ないけど、今回の猪は2歳の雄で、脂の乗りもまあまあでした。

友人は、好きでやっているのでもないらしい。
殺した猪を食べるのも大切なことと言っていました。
食べるなら、臭みになる原因を取り除き、美味しくなるよう捌くのが勤めだとも。

猪を捌くのをさげすむ人もいると言う。
害獣を駆除するため、年寄りを助けるために、友人は聞かぬふりをしている。

2022年8月3日
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