故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

2021-03-12 09:20:29 | よもやま話

タイトルは、「無言で語るおんな」です。
恐ろしいと感じるのは、疚しい私だけでしょうか。


今日のタイトルは、「間」です。
間こそ、コミュニケーションの極意と考えます。

立て板に水のように話される方がおられます。
さんまさんは、早く多くのギャグを飛ばされる。
少しもったいないかな。
ギャグを小出しにすれば、面白いが続くのにと思ったことがあります。
(いつものように)そうではなかった。
さんまさんのギャグは、底なし沼だった。
しゃべっているうちに、次から次にギャグが湧きだし噴出するのでしょう。
さんまさんは人を喜ばすのが、根っから好きなのです。

落語など、日本古来の演芸には、「間」がある。
どうですか。扇子であおぐ。
歌舞伎の見得など。
外国人なら、茶目っ気たっぷりにウインクをする。
困ったもんだね。文句の代わりにウインクです。

頭の良い人は、回転が速い。
大事な言葉をさらっと話し、次から次にキーワードが連発される。
友達同士の話も、隠語(短縮言葉、スラング)も入り速い。
田舎言葉もついていけない。
この頃は、ちょっと待った。「今なんて言ったの」と時々聞くことにしている。
ああ、これは自分たちだけの言葉や言い回しと気づいてくれる。
器用なもので、共通語に置き換えてくれる。

ラップにもついていけない。
外国人と昼食をとるのが苦手だった。
スマイルを維持し、自分からどんどん離れていく己をはかなくした。
英会話の極意は、先ず英語で話すことだと悟った。
幼子には、初めから分かりやすい赤ちゃん言葉を使う。
そんな風に、外国人が話す英語が変わる。短く、優しく。

「間」を大事にしたい。
米丸師匠の「ただそれだけの話ですがね。」の連発が面白い。
これだけの師匠だから、なにか特別な落ちをと期待して聴いている客の逆手をとる。
客は、期待した自分を笑うのである。
ジゴロの強みは、押すようで引く、この絶妙の感覚がおしゃれに見えるのです。
女性はいつしか虜になっているのです。

言葉が相手に落ちたのか、確認するのが「間」です。
やくざの言葉が止まる。恐ろしく間が長い。
妻の目が止まる。馬鹿を飲み込んだ。
女が満足。ふーっと息漏れ、仏の目。
息子が反抗期。睨んだのちに、背ける視線。
そんな間もあるでしょう。

きつねだな 夕暮れ時に 振り返る 

2021年3月12日

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