goo blog サービス終了のお知らせ 

酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

和食らしい和食。

2017-09-06 | 旨かった話
昨夜は、とある寄合に出席。日本料理「岡半」にて。

打ち合わせということなので、ごく軽い料理を摘まみながら。


う~む、名前が分からない(笑)
ホヤをどうしたこうしたの一品が実に美味。
昨年は体を壊し通院の日々だった大将も、近頃はちょっと調子がいいみたいで覇気がある。
そうすると不思議なもので、そういう味が伝わってくる。特に炊き合わせなど、出汁に強さがあるんだな。


大将には日本料理とは何ぞや、みたいな話をよく聞くのだが、このイワシのつみれ汁なんかは、まさにそれを地で行く仕上がり。
自分が作れば臭みを緩和しようと悪戯に生姜を多く使ったりするが、大将のはぎりぎりまでイワシの匂いを引き出す。これが旨いのなんの。この椀、恐れ入り谷の鬼子母神なのだった。


半端なのがあるから、好きなのを好きなだけ呑んでと、たまにはこんなもてなしも悪くない。

ところは変わって

はす向かいの板前「国部」さん。

お薦めの酒は


おおっ、初めて見たぞ。百十郎の黒面(くろずら)。
大吟醸を味わいつつ、肴は、これまた「これ何?」というシロモノ。


干し海老のおろし和え的なものなのだが、味わいはその限りにあらず。
爽やかでとても美味しい。呑み疲れの身体にす~っと沁み渡るようだ。

ちょっと深酒気味だが、いい夜だった。

というか、その後はさらに場を変えて朝までコース(笑)