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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

北の地酒でディナー 「男山&高砂」 。

2016-04-06 | 酒風景
いやはや、今朝の日差しは紫外線たっぷりで、部屋に居ても暑いのなんの。
いよいよだな。何か知らんがいよいよだ。

さて、

グラタンをこさえた。海老と浅蜊たっぷりな感じで。
近年の日本酒は洋食にも合いますよ、というのが売りだ。とくに乳製品を使った料理には昔ながらの方法で醸した「生もと」とよばれるコクのあるものが・・・
という講釈が長いとグラタンが冷めてしまう。


北海道で生もとといえばコレである。男山生もと純米。
※PCの環境によっては「もと」というフォントが表示されないので苦労する(笑)
何度も買うのが面倒なので一升瓶(笑)。
この場合は温めが良いですな。熱いと酸味がソースとケンカしそう。
ともあれ酒とシーフード双方のコクがじんわりと絡み合う感じが実に美味。ほら、シャルドネを少し時間をかけながらちびりとやる、あのフィーリングに近い。かな。

さてさて、

カルボナーラもこさえた。
いつもは冷蔵庫にない牛乳がたまたまあるもので。
クリームを使わず溶けるタイプのチーズを加えて。

これに対してもセオリーは生もとということになろうが、あえて、マッタリ感のある純米を。
ちょうど良いのがあるんだな。よく冷えてるし。


高砂の季節限定品「春うらら」。

いわゆる甘口の酒なのだがただの甘口じゃない。甘味の奥に隠れている酸味が密かにいい仕事をしていて、カルボナーラと相性の良さを引き出す。
カルボナーラはベーコンなどで意外に塩味が効いているというのも理由か。
ワインに例えるなら、こってりとした料理とドイツあるいはドイツ方面のリースリングを楽しむようなフィーリング(実はリースリング好き)。と知ったような口を(笑)。

この酒、去年より出来が良い。と言ってるのは自分の思い込みかどうかは別として、旨い。
甘口と聞くと一も二もなく辛口!と言ってる呑兵衛は目を背けるが、たとえばカレーは辛いのは確かに旨い。でも、ちゃんとした人が作れば甘口だって美味しい。のと同じ?なんだけどね。
というか、実は自分、この酒で甘口を再認識したのであった。

我がまちに酒蔵があるって幸せだ。
もう一社あるが、追って別の機会に。